こんにちは。
今回はボイトレで出来る事と出来ない事のお話をしたいと思います。
例えば、声がかすれている人がレッスンに来たとします。
もしその人が「かすれを無くしたい」と思っていて
その人が健康な通常に機能する声帯を持っているのなら、
僕はトレーニングでほとんどの場合は解決出来ます。
ところが、例えばこのかすれている原因が
声帯が炎症を起こしてしまっている場合や
ポリープなどが出来ていて声帯に隙間が空いてしまっている時の場合は
逆にトレーニングをすると悪化する恐れがあるので、
当然ボイトレ以外の方法で治す形となります。
具体的には病院に行って治療をもらったり、
安静にして炎症が治まるのを待ってもらったりします。
炎症やポリープなどを再発しないように、
「声帯に負担のかからない発声法の習得」はボイトレで行えますが、
炎症自体を治すようなボイトレは存在しません。
また、生まれつき声帯が弓なりの形をしていて完全に閉じれない場合や
手術などを過去に行っていて声帯を開けた状態で固定されている場合、
声帯が萎縮してしまって閉じづらくなっている場合など
「声帯の形態、形質上の問題がある時」などは、
ボイトレしても完全にかすれが消せないケースがあります。
(それでもかなり改善は出来る場合が多いですが)
今回出したのは「かすれ」のケースですが、
このようにボイトレには出来る事と出来ない事があります。
ボイトレで効果が期待出来る条件の中では驚くような成果が出せますが、
逆にその条件の範囲外では手の出しようがない事ももちろんあるのです。
出来る事と出来ない事はボイストレーナーによっても変わりますが、
自分が求めるものがあったとして
行く場所を間違えないようにする事も大事な事です。
また、ボイトレをするにしても病院に行くにしても、
もちろんボイストレーナーも医者も人それぞれピンキリですので
自分の求めるものにしっかり対応出来る先生を探しましょう。
では(‘-^*)/
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