さて、今回は実際に喉を開けて歌う時のアドバイスです。
前回、前々回と喉の開け方を書いてきたんですが、
ただやみくもに開けて歌えばいいのかというとそうでもないのです。
じゃあ実際どう使えばいいのか、を簡単に書いていきます。
まずどのくらい開ければいいのか、ですが
自分が出したい太さのイメージに合わせます。
喉を上下に思いっきり開けた状態を作ると、
男性だとオペラっぽい太い声に、
女性だと宝塚のような男性的な声になります。
出来ない場合はやり方が悪いか、
もしくは喉を開ける筋肉の力が弱いか
筋肉が硬くなっていて動きが悪いか、
主な原因はその辺から考えられます。
この上下に開ける度合いは8割、6割、4割、と変えていくと
徐々に普通の声に戻っていくと思います。
さらに、この上下に開ける動作は基本は同時に行いますが、
上の開け具合と下の開け具合はをそれぞれ微妙に調節が出来ます。
こうやって声の太さ、響きを様々に調整していきます。
自分の声の太さや音色を耳で聞いて判断しながら、
その中から自分のイメージに合うものを選んでいく訳です。
(他にも声の色を調節する要素はたくさんあります)
声の太さは誰でもある程度変えられるもので、
生まれつきで完全に決まってしまう訳ではありません。
これはそのうち書こうと思っている事なんですが、
僕が生徒達にいつも言っている事の一つでもありますが
人は本来は様々な声を使い分けて出す事が出来ます。
使い分けられない人は発声の筋肉の使い方を知らない場合や、
筋肉自体の力不足の場合、
筋肉の動きが悪い場合などがあります。
その場合は練習などで
コントロールを上手く出来るようにしたり
筋肉の動きを柔らかくしたりすることで
バリエーションを作っていくことが出来ます。
上手く歌を歌おうと思った時にはどんなジャンルであれ
ある程度の音色や強弱などのバリエーションは必要です。
そのためにも様々な声を出していくことは大事なことだと思います。
慣れてない方はまずはたくさんあくびをして、
効率良く開く感覚を覚えていきましょう。
次回は声帯のお勉強をしていきます♪
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