呼吸

その139「大きい声にたくさんの息はいらない」

さて、今回は息の量についてです。

声を出す時に息の量を調整すると言うのはとても大事な事ですが、

この辺に関して誤解が広まっていたりします。

例えば大きい声を出す時、息の量は増えるでしょうか?

それとも減るでしょうか?

当然増えるんじゃないの?なんて思った方はちょっと要注意です。

実は大きい声を出すのに息の量はそんなに必要ありません。

むしろ息の量があまり多過ぎると強い声は出せないんです。

大きい声を出すために必要なのは声帯が良く振動する事です。

そして、よく振動するために必要な条件の一つとして、

「左右の声帯がしっかり閉じる」というのがあります。

発声する時に声帯が開いていると

息が漏れてしまうので息の出ていく量は多くなり、

逆に声帯がしっかり閉じていると

息の漏れが少ないので必然的に息の量は少なくなります。

大きい声を出そうとした時に息の量をあまり多く出し過ぎると

声帯は閉まりづらくなるので声を大きく出しづらくなります。

また、声帯の閉鎖だけではなく振動も不安定になりやすくなるので

喉が力みやすくなったり声が不安的になる原因の一つになっています。

ただし声帯がよく閉まっている状態であれば

そこに息の圧力をかけないと声帯を振るわせられないので、

強い声を発声する時であれば息を吐く強さと言うのは多少必要になります。

頭が混乱しないように簡単に言い換えると、

大きい声を出す時は息は吐く強さはある程度は必要ですが、息の量はいりません。

つまり、息を少なくして声帯をしっかり振動させた方が

声帯を効率良く鳴らせるし喉にとっても安全だという事です。

呼吸中心のボイトレを行っている人の多くは

ただ単に「息を吐け」「声に息を入れろ」などと教わる事が多く、

そういう人は発声時にも息の量を多くし過ぎるクセがついてしまう事が多いです。

(僕も昔そうでした・・・^^;)

慣れなどの問題もありますので

例外的に「息を多く吐く方がいい」と言う方もいるかもしれませんが、

理屈から考えると通常は息の量は少なくした方が安定するし力みも取れます。

覚えておくといいと思います(‘-^*)/

3オクターブは当たり前! 喉に優しい魅惑のハイトーンボイス養成メソッド

¥1,620
Amazon.co.jp

初心者から第一線で活躍する上級者まで
東京中野区のボイストレーニングスクール
IPC VOICE STUDIO
◆都内で対面レッスンの他、全国でオンラインレッスンが受講可能です。
レッスンや各種お問い合わせはこちら
◆当スクールHPです。
IPC VOICE STUDIOオフィシャルHP


メルマガだけの最新情報も。あなたの質問や悩みにも答えます。

↓【ボイストレーナーAKIRA公式メルマガ】の登録はこちらから

必須 メールアドレス


【半角英数字】

関連記事

  1. 呼吸

    その16「腹式呼吸のメリット」

    こんにちは。今回は腹式呼吸の仕方を教える前に腹式呼吸のメリットを紹介し…

  2. 呼吸

    その18「腹式呼吸の注意」

    今回は、誤解されている腹式呼吸の有名な例を紹介したいと思います。何が合…

  3. 呼吸

    息は吐き切らない方がいい?

    質問: 息は吐ききれば自然に吸えるからという事で、吐く事を重視して教わ…

  4. 呼吸

    ブレストレーニングの有用性。

    こんにちは、AKIRAです。今回の記事はブレストレーニングについてです…

  5. 呼吸

    その19「腹式呼吸の練習法」

    今回は腹式呼吸の実際に良くある練習法を一つ教えたいと思います。歌に使う…

  6. 呼吸

    その14「呼吸のお勉強」

    さて、今日は呼吸について書きたいと思います。これは発声全般に言えること…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. 喉に良いこと

    歌手や声優必見!風邪を極力予防し喉の調子を保つポイント。
  2. 呼吸

    超簡単な腹式呼吸のやり方。誰でも出来てボイトレに役立つ!
  3. ボイトレ

    歌手、声優など必見!喉の筋肉(喉頭筋)の種類と声帯の動きを知ろう。
  4. 喉に良いこと

    喉、声の調子が悪い。そんな人が知るべき声の病気とクリニック
  5. メンタル

    メンタルを安定させて、本番歌う時の緊張対策やボイトレ効率を高めよう。
PAGE TOP
当HPでは文章の無断転載を禁止しております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。