前回の続きです。
ちなみに誤解がないように書いておきたいのは
他の楽器の場合は管理は簡単だ、と言う話ではなく、
それぞれ楽器の管理には苦労や手間がかかるものだと思います。
ただ声の場合は楽器が体の中にあるので、
・「どこかに保管する」という事が出来ずいつも持ち運ばなければいけない
・体調によって楽器自体の形や状態が変わってしまったりする
・かと言って楽器の状態が悪くても代理の楽器に代える事が出来ない
などなど他の楽器奏者が考えないような苦労がある、という事です。
前回風邪をひいたりすると声に影響が大きい、という話をしましたが
「じゃあ風邪をひかないようにすればいいじゃないか」
という意見も出てくると思います。
もちろんいつも予防をされている方も多いと思います。
ただウィルスは人や動物経由で感染するわけですが
誰が持っているか、どこから移されるか分かりませんよね。
ちなみに「風邪をひかないように気をつける」をどんどん追求していくと、
常にマスクをして、
栄養や睡眠をしっかり取るようにして、
部屋の温度や湿度の管理をしっかりして、
首を冷やさないように露出の少ない服装にして、
知らない人が触った場所は触らないようにして、
もし触ったら手洗いや消毒をいつも忘れないようにして、
風邪をひいてる可能性がある人との接触を出来るだけ避けて、
そういう人と同じ皿の食事には手をつけないようにして、
他の人が口をつけた飲み物は絶対に飲まないようにして・・・。
とまぁこれは僕の知り合いの歌手が実際にしていた内容なんですが、
前半はともかくだんだん後半の方になってくると
生活や人付き合いに支障が出てきそうな内容もあると思います。
その知り合いはいつも大きなステージをこなしていたので
プレッシャーもあり徹底していたわけですが、
やはり見ていてちょっとツラそうでした。
ただみんながみんなここまで徹底してやってる訳じゃないですけどね(;^_^A
色々な楽器奏者と歌手を見比べてみても、
歌手の体調に対する意識は他の楽器奏者よりも高いと思います。
これは「体調によって演奏の質がかなり左右される」
という所から来ているんですよね。
次回に続きます(‘-^*)/
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