発声

その26「声量について」

筋肉の続きで、今日は声量について書こうと思います。

声量を増やすにはどうしたらいいかと考えた時に、

一般的にはお腹から声を出すとか、

腹筋を使うとかお腹の方向で考えたり、

体に響かせるとかそういう考え方が多いと思うんですが、

実は厳密に言うとこれは正しい方法ではないのです。

じゃあ腹筋は使わないのかと言うとそうではないのですが、

それよりももっと大事な事があるのです。

これが理解出来てないと

自分で練習する時も思ったような成果が出づらくなります。

特に長期間に渡るトレーニングの中では大きな差が出てきます。

例えば冷静に考えてみましょう。

もし体に響く事が声量を一番作れるのだとしたら、

体の小さい人は全く大きい声が出せない事になります。

子供では物理的に大声が全く出せないはずでしょう。

でもどうでしょう。

赤ん坊は生まれた時から大声で泣きます。

体が小さくても声量のある方はたくさんいます。

そうやって考えると結びつかない事が多くないでしょうか。

「体の響かせ方を知ってるか知らないかの問題だ」

と言う人もいるかもしれません。

しかし意識的に声を響かせたり響かせなかったり、

または響く場所を変えたり出来るとしたら

それはどこで行っているのでしょうか?

本当はそこが一番大事なのです。

これがしっかり理解しているかしていないかで、

声に対する見方はかなり変わります。

体の響きだけで声を見ようとしても

抽象的な声の見方しか出来ない事が多く、

直接的に声に作用を働きかける事が出来ないので

声のコントロールが自由自在にしづらく、

そのせいで問題の解決が難しくなったりします。

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