発声

その60「どのくらい練習すると声は良くなる?」

質問

一日にどのくらい練習すれば声はよくなるんでしょうか?

回答

「発声を良くする」という観点から書いていきますね。

練習の目的や内容、その人の状態にもよると思いますが、

効果をある程度しっかり出していきたいと思うなら

発声訓練は出来たら毎日、もしくは2日やって1日休むくらいのペースで

最低15分くらいはやっておくといいと思います。

でも喉に疲労がある時や睡眠不足の時は喉の筋肉がこりやすかったり

風邪をひくと声帯がむくんだりするので、

ペースに関わらず休んだ方がいい時もあります。

その辺は上手く見極めながらになるのではないでしょうか。

発声は筋肉と耳の記憶やコツも大きく関与しているので、

それには基本的には数をこなすのが一番です。

なので余裕がある人はもっと時間を使ってもいいと思います。

人によっては一日何時間も練習する人もいますし、

15分~30分では足りない人もいます。

取り組む時間が長くなっても、

自分の喉の状態がしっかり把握できていればそれでも大丈夫です。

長く練習をする事でコツが掴めたりもしますし

声のコントロールも上手くなってくるはずですが、

もちろんその分筋肉や声帯に負担は増えるので

喉の状態のチェックには気をつけて下さいね(;^_^A

「これをこのぐらいやればいいよ」と言うのが

その人の事をよく知らないとこちらも言えないのですが、

ピアノやその他の楽器と同じで、

人間はやらなくなるとその動きを忘れてしまいます。

忘れないようにするためには、基本的に毎日続ける事が大事なのです。

ただ声は他の楽器と違い、日常生活の中でも使わなければいけないので、

日常生活でどれだけ疲労するかによって

どのくらい練習するべきかが変わってくるのが難しい所です。

発声は毎日必ずこなさないと良くならない訳でもないので、

声を良くする事に対して特別必死になっていない方なら

真剣に毎日こなす事に追われる必要もないと思います。

が、もしもプロを目指したり、目標を高く持つなら

自分の持てる時間をどれだけ歌や声に費やせるかと言うのも大事になってきます。

量だけではなくて質もとても大事なんですけどね。

最後に注意点としては、

基本的に喉が痛いと思う事は続けない方が無難です。

痛みを感じる時は声帯が上手く振動できていない時が多く、

そこからポリープや炎症などに繋がる恐れがあります。

逆に喉が痛くなったり違和感を感じなければ

そう簡単にはおかしくなる事もないはずですので

その範囲で練習をしてみて下さい(^_^)v

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