感情表現は、音声表現の中の一部でもあります。
感情表現には例えばステージングや立ち振る舞いなどの
視覚を使ったものなどもたくさんありますが、
ここでは声に関して書いていきたいと思います。
この辺は文字で伝えるのは非常に難しいんですが、
出来るだけ簡単に書けるように頑張ってみます(;^_^A
例外もたくさんあるんですが主だったものだけ書くと、
例えば不満や怒りをぶつける時や、
「俺達は○○なんだーっ!!」と何かを訴える時、
声は強く、少し乱れた感じのものが多いと思います。
ロックやラップなどを見るとそういう歌手が結構いるんじゃないかな、と思います。
優しさを表現する時は、声は乱れないように、
そしてソフトな声質である方が伝わりやすかったりします。
悲しみを表現するときは、言い方は少し悪いのですが、
声を詰めるようにして泣いた時のような声質を少し混ぜたり、
またはストレートにそれを出したりして表現します。
その他にも、明るい表現をする時は頬や口角を少し上げて声を軽くしたり、
呆然とした声の表現をする時はビブラートを抜いたり弱くしたり、などなど・・・。
そして、どんな感情表現でも、強い表現と弱い表現があります。
それらを織り交ぜたり、上記以外にも様々な声の作り方があるので、
バリエーションを作りながら聴き手に伝えていきます。
感情表現も突き詰めていくと色々と奥が深いです。
悲しい歌は悲しく歌うのが普通なのですが、
ただ悲しく歌うだけだと曲の解釈が浅いと受け取られたり
その歌の情景や登場人物の感情をより繊細に感じ取らないといけなかったり。
これらは芝居や声優、歌劇などではよく考える事ですが、
もちろんポップスなどになると絶対必要なものとも言えません。
感情表現がなくても成り立つ歌い方は多数あります。
自分がどういう人に対してどういう歌を歌うのか、
感情表現を視点にして色々考えてみるとまた新しい発見があるかもしれません。
もし自分には必要ないや、と思っている人でも、
こういう歌の作り方もあるんだと言う考え方の一つとして、
頭の片隅に入れておいてもらえたらと思います。
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