【質問】
初めまして。
先生の御本を昨年購入してからメルマガも何時も楽しく拝見しています。
無料で濃い内容の配信を毎回有難うございます。
私は趣味でカラオケやお店で歌を歌っているのですが、
先日ある場所で歌っていると、
あなたはこういう歌の方が向いているんじゃないか、
と他のお客から指摘されました。
他にもこっちの歌い方の方が合うよ、
と言ってくる方がいますが、
皆さん言うことが違うので
いまいち自分に何が合うのかが分からず困る時があります。
AKIRA先生の生徒さんでも同じような悩みを抱えた方もいらっしゃいますでしょうか。
こういう場合に先生がどう考えるか教えて頂けたら幸いです。
よろしくお願い致します。
【回答】
ご質問ありがとうございます。
色々な方からアドバイスを貰えるのは有難いことですが、
みんなが同じアドバイスをくれるわけではないので
それらを全部聞こうとするとどうしていいか分からなくなりますよね。
「貴方はもっとアップテンポな曲を歌うといい」
「貴方はもっとバラードを歌うといい」
というように人によっては真逆に近いアドバイスを貰うこともあるでしょう。
少し気を付けなくてはならないのは、
人によって言うことが全然違うということは
「その中には自分に合ったアドバイスの可能性もあれば合わないアドバイスの可能性もある」
ということでもあります。
もちろん相反してても両方間違っていない、ということも有り得るのですが、
そうじゃない可能性もあるということです。
自分が受ける全てのアドバイスが正しくて、
それらが必ずしも自分を正解に導いてくれるわけではありません。
こちらが聞く耳を持つべき内容を間違えないようにすることが大事です。
ではどんなアドバイスを聞くべきか、どう考えていくべきかですが、
これは質問者さんが何を目的に歌っているかによって答えは変わる気がします。
例えば趣味で好きで歌っているだけでしたら、
ご自身の好きな歌を好きなように歌えばいいんじゃないかと思います。
自分が共感できるアドバイスにだけ注目するというのもいいでしょう。
人はみんな自分が言った一言一言に
そこまで責任を持っていなかったりするものです。
そのアドバイスが仮に外れても自分にはリスクがないため、
そもそも当事者と同じレベルで真剣に考えてはいないのです。
(これは全然悪い意味ではなくて、です)
だからみんな気軽に発言出来るわけですが、
その気軽な発言をあんまり真に受けてしまうと
こちらも振り回されて疲れてしまうので、
自分にとってピンと来るもの、
都合の良いと感じたものを聞くぐらいでも良いかと思います。
ただもしあなたの歌う目的の一つが
より多くの人に褒められたり称賛される事だとするなら、
自分のレベルをより高めたり良いものを提供できるように考える必要があります。
その場合アドバイスが正しいかどうか、
有益かどうかを見極めなければならないので、
自分にとってそれが正しいアドバイスなのかどうかを一つ一つ考えたり、
またはいつも正しいアドバイスをくれる人をそばに見つけておくといいですね。
自分が一番得意かどうか、好きなどうかという部分とは別に、
自分が一番向いているスタイルや一番沢山ファンを作れるスタイル、
というものが存在します。
「好き」と「向いている」が完全に一致すればいいですけど、
そうならないこともあります。
特にプロを目指す場合や音楽で生計を立てて成功したい場合などは
まず自分の歌、商品の価値を高めることを最優先していくべきなのですが、
その時に自分が好きかどうかを一旦離して考えることもあります。
上手くいく確率が高い方向に進んだ方が
良い結果も生まれやすくなるので、
そういう風に考えてみるのも一つの方法です。
ただ音楽は感動を作るアートなので、
より自分が大きく感動するもの、心が惹かれるものには
大きな価値があることが多く、
自分の好きなものと価値が一致するケースも多いんですけどね。
それともう一つ、
歌は基本的に訓練するとジャンルや曲調を問わず、
大抵何でも上手く歌えるようになるので
ボイトレなどで自分の声や歌をさらに磨いていくという方法もあります。
歌のレベルが上がると周りが一目置いて見てくれるようになるので、
自分にアドバイスや指摘をする人よりも
自分を称賛してくれる人の方が増えますから、
「歌の指摘に悩む」ということに関しては解決するかもしれません。
今後より一層楽しく歌えるようになるといいですね!
参考にしてみてください。
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