Q&A

バンドで歌う時声量が足りない、声が聞こえない、埋もれる場合の解決法。

※メルマガでのQ&Aを掲載しております。

【質問】

こんにちは。

私はロックバンドで歌っているのですが、
楽器隊の音が大きくて自分の声が聞こえなくなります。

メンバーにはもっと声を出せと言われ、
そのせいでいつも大声を出し過ぎて
声がいつも枯れてしまったり、
力み過ぎて音程も上手く取れなくなってしまって
こんなはずじゃないんだけどなぁ・・・と反省ばかりしています。

これってどうすればよくなるのでしょうか、、

教えて頂けたらと思います。

【回答】

音量を大きめに出すバンドで歌っている方で
同じような悩みをお持ちの人は多いのではと思います。
 

例えばエレキギターにしてもエレキベースにしても、
アマチュアの楽器プレイヤーの方は
音量を大きく出したがる傾向にあります。

例えば小さなスタジオで練習する時などは
ドラムは普通に強く叩くと音量が大きく聴こえやすいので、
それに合わせて他の楽器も音量を上げていき
大音量の中で歌うボーカルが肩身の狭い思いをする、
というのがよくあるパターンです。
 

アンプやミキサーをシールドで直接繋ぐような他の楽器と違い、
ボーカルはマイクで音量を増幅できるものの
ボーカルが使うマイクは外の音を集音増幅するので
ミキサーのゲイン(増幅度)を上げ過ぎるとハウリングを起こしてしまいます。

ですのでマイクから音量を上げるにしても限度があるんですよね。
 

自分の声が聴こえないからと無理に大声を出し続けると、
声帯は炎症を起こし声帯結節や声帯ポリープなどを続発することがあります。

その辺は注意が必要ですね。
 

プロの演奏家の方の多くは
自分の音を大きく、よりも
自分達の全体の演奏が美しいかどうかバランスを考えるので
ボーカルの声量やメインの楽器の音量に合わせて
ボリュームを調整します。

そうしてボーカルが歌いやすい環境を作ってくれるのですが
アマチュアではそこまで気が回らない方も多く、

「とにかく自分の音を大きく出すことが楽しい!」

という方もいらっしゃいますからね。

 

さて、ボーカルの声が聞こえなくなってしまう状況を
解決する方法があるかとのことですが、
私から簡単な解決法を3つご紹介します。
 

まず一つは

「他の楽器隊の人に音量を抑えてもらう」

ということです。
 

これは自分とその楽器隊の人達との関係性によって
上手くいくかどうかが変わってきますが、
ボーカルに対して理解力のある方が多ければ大体これで解決します

ただ大音量を出すのが好きな仲間には
なかなか言い出しにくいかもしれないですし、
楽器奏者の中には爆音の中でも
ボーカルの声が通って当たり前だと思っている方もいるので、
そういう場合は理解されるのは難しいかもしれません。

 

もう一つは

「楽器の音量に負けないくらいボイトレで声量を鍛える!」

です。
 

あなたの声量が単純に小さい場合などは
声帯の閉鎖や振動効率を高めるボイストレーニングで
声量を高めていくことが出来ます。

それで大音量の中でも自分の声が聴こえるようになるでしょう。

声量についてはこちらでも少し書いています。
 

が、それでも周りの出す音量があまりにも大きいと
やはり声が聴こえなくなってしまうため限度があることと、
常に大声を出すということになると
どうしても声質や表現が限定されて
歌が単調になりやすくなるので注意が必要でしょう。

 

最後の一つは、歌声がマイクに出来るだけ乗るように

「マイクの使い方を改善する」

です。
 

口をマイクに付けるぐらいの勢いで
出来るだけ口とマイクを近づけて歌う、
マイクにキスしながら歌う、と考えてもいいかもしれません。
 

マイクの増幅度には限界がある、と書きましたが、
そもそもマイクにどのくらい声が入っているかは
マイクの持ち方などによって人それぞれ差があります。

声を出来るだけマイクに入れるためには、

・マイクに真っすぐ声が入るように位置や角度を調整する
・マイクに声がたくさんがいるように距離を近くする
 

私たちの声は口と鼻から出た直後から外に四方八方に拡散していきますが、
やはり口の直線上に一番音が集まっているため
口の直線上にマイクがあると一番上手く声が感知されます。

また、口とマイクの距離は
遠いよりも近い方が確実に感知しやすくなります。
 

マイクの性質や種類にもよりますが、
基本的にマイクは全て口元から離れているほど
マイクが声を逃がしてしまっているんですよね。

ですので、上記のように出来るだけ声を拾いやすい状態を作りましょう。

そうすることでバンドの音量に声が負けにくくなります。

 

ただマイクを口に近づける上で気を付けなくてはならないのは、
マイクには大抵歌った人の唾液などが付着してしまうため
不特定多数の方が歌ったマイクを使った場合、
その中には他人の持っているウイルスがいる可能性があります。

他の方が使ったマイクを自分の口に付けてしまうと気分的にも良くないし、
そのマイクの中にもし風邪のウイルスが生存していれば移されてしまうこともあります。
 

ですので衛生面を考えるなら、
そんなに高いマイクじゃなくて良いので
自分専用のマイクを買ってそれをバンド練習や本番では使用するといいでしょう。

ちなみにボーカルが定番で使うのは
SHURE SM58
というマイクです。

SHURE SM58
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/69782/

 

おススメマイクについては以前質問が来ていたので
なぜこのマイクがおススメなのかなど、
また別の機会にお答えします。

おそらくこの3つで大体問題は解決するかと思いますので
ロックバンドをやっている方などは是非参考にしてみてくださいね。

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