※メルマガでのQ&Aを掲載しております。
【質問】
こんにちは。
私はライブ本番で上手く歌えなくて落ち込んでしまうことがあります。
本番で歌がうまく歌えなかった時にどう考えればいいでしょうか?
【回答】
まず、過去のことはどんなに悔やんでも変えられませんから
あまり気にしないようにしましょう。
脳科学的にお伝えすると、
たくさん寝たり運動したりすると
引きずっている出来事を忘れて気持ちを切り替えやすくなります。
特に午前中はセロトニンが分泌されやすいので、
午前中に外で運動したり散歩されるのがいいかもしれません。
睡眠と運動は最近私も気を付けていますが、
習慣づけることで落ち込みにくい体質になっていく実感があります。
さて、世の中広しといえど
行ったこと全てを成功させる人などいないもので、
生きていれば大なり小なり誰でも色々やらかすことはあるものです。
自分だけではなく、
他にも自分のように本番でミスをしてしまう人は
世の中にたくさんいるのだと思うと気持ちも少しは楽になるでしょうか。
ただし失敗を完全に忘れてしまったり
失敗することに対しての恐怖がなくなってしまうと
また同じ過ちを繰り返してしまう可能性もあります。
また、お客さんは失敗する姿は望んでいないでしょうから、
あまりそれを繰り返すとお客さんが離れていってしまうリスクもあります。
ですので考え方としては
「次はさらに良い歌を歌って挽回しよう」
と考えればいいのです。
実際人生はこれを失敗したらもう終わり、
というものはほとんどなく、
大抵のことはもし失敗したとしても
その後の工夫や努力でリカバリーできる可能性が常にあります。
基本的な考え方として、
どんな良いことが起こっても
またどんな悪いことが起こっても、
それらは今後の自分の未来をより良くするための材料として使うことが大切です。
良い歌を歌ってもそこから過度に慢心したり
油断して大失敗を起こすのも良くないですよね。
また、悪い歌を歌ってそこから過度に落ち込んで
歌が嫌になってしまうのも良くないです。
ですので、
「自分の未来は今よりさらに良くなる可能性がある」
「失敗してもその先に挽回するチャンスがある」
と信じること。
そして
「少しでも自分の未来が良くなるためにするべきことをする」
「今後失敗しない方法を考えて実践していく」
だと思います。
私も音楽に長く携わっている身なので分かりますが、
音楽をやっている人は職人のように細かい事に目を向けるものです。
特に高みを目指している人ほどクオリティに妥協できなくなるため、
小さな失敗などを気にし過ぎやすくなる傾向があります。
気にするからこそクオリティも上がるのですが、
それで落ち込んで病んでしまう方や臆病になってしまう方も多いので
この辺には注意が必要なのかなと思います。
私の過去も、歌は大好きなものであると同時にとても苦しいものでもありました。
歌を好きな気持ちが自分の行動力を高めてくれていましたが、
同時に自分の思うように上手く歌えない苦しさがずっと付きまとっていました。
ただ、当時もし楽観的に音楽をやっていたら
上手くいったかというとそうとも言えず、
当時苦しくても必死に考えて動き回ったからこそ
私の場合は何とか出来たのかもしれません。
ですので
音楽は楽しくやるものです!
とも一概に言えない所はあります。
ただ自身の心のバランスは考えていくべきで、
そこが崩れないような安定する工夫を自分でしてみるといいかもしれません。
これからも良い歌を人に届けていってみてくださいね。
3オクターブは当たり前! 喉に優しい魅惑のハイトーンボイス養成メソッド
¥1,620
Amazon.co.jp
東京中野区のボイストレーニングスクール
IPC VOICE STUDIO◆都内で対面レッスンの他、全国でオンラインレッスンが受講可能です。
レッスンや各種お問い合わせはこちら
◆当スクールHPです。
IPC VOICE STUDIOオフィシャルHP
この記事へのコメントはありません。