【質問】
先生は音楽には今まで何人かの先生に歌のレッスンを受けていて、
どの先生からも価値観の押し付けのようなものを感じていたのですが、
AKIRA先生のレッスンにはそれがないので正直驚いています。
先生の音楽観と言うか考え方は、
珍しいとわたしは思っていますが、
先生は生徒にレッスンする時にどんな事を考えているのでしょうか。
【回答】
ありがとうございます。
そうだったんですね。
私は元々はとても考え方に偏りがあるミュージシャンで、
当時は
「音楽はこうあるべきだ」
「こういう音楽はダメだ」
「こうに違いない」
と決めつけが強い所が多々ありました。
知識がない頃は習っていた先生の考え方を信じて
それにそのまま染まっていた時期もありました。
でもレッスンの指導もそうなんですが、
始めはこうだと思っていた事が
視野を広げて勉強したり自分で経験するうちに
「もしかして違うんじゃないか」
と思う瞬間に当たる事があるんですよね。
それを長い年月で
何度も何度も繰り返しているうちに
今のような価値観になってきました。
私がレッスン時に心掛けているのは
色眼鏡で生徒や音楽を見ないように、
出来るだけフラットな目線で物事を見るという事です。
声を良くし歌を上手くするというのはもちろんですが、
偏らない目線でレッスンをした方が
受講者の未来を良く出来る確率が高いという事が実体験で分かっています。
レッスンを受講する方は皆さん目標も違うし、
歌いたい歌の種類も違うし、
元々の発声の向き不向きも違うし、
そしてトレーニングにかけられる時間も違います。
それらを全部踏まえた上で
どうするとベストなのかを考えていくと、
よりその人に合った答えが見つかってきます。
音楽には本当に様々なスタイルがありますよね。
発声や歌唱に関して全ての事が出来ないとダメな訳ではなく、
魅せ方やバランス、形の作り方次第で素晴らしいものを生み出せます。
もちろん全て極めたいという人は
時間や年月をかけてとことん極めればいいし、
そうでない人も自分に必要なものだけを効率良く補う事で
プロと同じようなレベルの作品を作る事も出来るのです。
私のレッスンは画一的ではなく
受講者によって内容が大きく変わりますが、
それは本人がどうしたいのかをよくヒアリングしながら
その望みを叶えるためには何をするのが最適なのかを考えて決めているからです。
これからもこの姿勢は変わらないと思うので、
もしこういう方向の歌を歌いたい、こうなりたいというのがあれば
その都度気軽に教えてくださいね。
参考にしてみてください。
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