スポーツでも何でも言えることだと思いますが、
歌う上でもイメージを持つという事はとても重要です。
皆さんは歌う時に声のイメージを持っているでしょうか。
歌に何か問題があるときは「発声の能力の問題」もありますが、
歌い方や声が想像出来ていないという「頭の問題」もあります。
つまり、イメージの正確さが足りない、という所ですね。
僕が今まで発声を指導していった経験から見ると
実はこのイメージに問題がある方もかなり多く、
そこが原因となって発声自体も魅力的なものにならなかったり
歌に支障が出てきてしまう、という事が起こってきます。
逆に言うと、声のイメージが正しく作れることで
発声の筋肉も正しく動きやすくなり
発声の能力も狙った方向に伸びやすい状態を作る事が出来ます。
イメージも細かく掘り下げていくと
注意点、目を向ける点というのは非常にたくさんあるんですが、
今回は歌を上手く歌う上で、というテーマに絞ってみます。
「上手く歌う上でのイメージ」を具体的に書くと、
・どういう声で歌うのか
・どういう言葉で歌うのか
・どういう強さで歌うのか
・どのような起承転結をつけて歌うのか
このように考えていく事が出来ます。
プロはこれらを全て自然な流れの中で作っていますが、
これをいきなり何も計算せずに音声のイメージを作ろうとしても
なかなか難しいもので、上手く行かない事が多いです。
じゃあそういう人はどうすればいいかというと、
上記のように一つ一つの要素に分解して一つずつ考えていくと
歌の内容を組み立てるイメージがしやすくなります。
一つ一つの要素にはそれぞれ意味や効果があり、
例えば「こういう言葉の発音の仕方をすると聴き手にこういう印象を与える」
「こういう声質で歌うとこういう印象を与えられる」
というのが実はあります。
僕のレッスンのやり方の一つでは、
これらの要素を一つ一つ組み立てて
全体として聴き手にどういう印象を与えていくのかを作っていきます。
さらに少し細かく書いていくと、
これは全体のバランス具合がとても大事で
バランスが崩れてしまうと歌としての違和感や不自然さが生じてきたりします。
ですので一つ一つを要素を考えながら、
全体としてどう聴こえるのかを実際に聞いて確認していかなくてはいけません。
ただ一つ一つの要素がどういう印象を与えるのか、というのは
一つ一つの要素の理屈や意味を知っていないと理解出来ない事が多く、
これを自分だけで知ると言うのがなかなか困難なのです。
さて、では実際にどういう音色があるのか、
というのを次の記事で少し書いてみたいと思います。
(文字でどこまで表現出来るかはちょっと分かりませんが)
お楽しみに(‘-^*)/
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