発声

その159「声の調子維持のために使われるボイストレーニング」

ボイストレーニングというと、

「発声を鍛える」「発声をより良くしていく」

という感覚で考えている方が多いと思います。

今回はボイストレーニングのもう一つの目的として、

「良い発声の状態を維持する」「声の調子の管理をする」

という考え方を紹介したいと思います。

プロの歌手の多くもボイストレーナーの下でレッスンを受けていますが、

全員が自分の発声に不満があり、難があると感じているのかというと

必ずしもそういうわけではありません。

じゃあそうじゃない方はなぜレッスンを受けるのでしょうか。

それは、声の調子が微妙に悪くなっていても

自分だけではなかなか気付く事が出来なかったり、

その判断がなかなか難しい場合があるからです。

特に声のプロフェッショナルとして生きていく場合は

いつも自分の声についてシビアに考えなければいけないのですが、

誰か声の専門的な第三者に自分の声をいつも聴いてもらい

声を良い状態に維持するための細かい調整をしていく事で

良い調子を保ちやすくする事が出来ます。

これはプロのスポーツ選手などにも

専属のトレーナーがいるのと同じようなものだと考えています。

自分が出している声と録音した声の聴こえ方が違うように、

自分の声を自分で判断するというのはなかなか難しい事です。

ボイストレーナーはトレーニングを利用して

発声を鍛えていく、声の調子を良くしていくという面も含め、

総合的にその人の声に関してのサポートをしていきます。

調子が悪くなってから慌ててレッスンに来る方もいますが、

発声というのはクセや慣れの面も大きいので

いつも調整をしている人と比べると改善するのに時間がかかる事もあります。

ですので「自分は発声はこのままで大丈夫だな」と考えている方も

ボイストレーニングのレッスンを利用する価値はあるんじゃないか、

と個人的には思っています。

様々な目的で利用されるボイストレーニングですが、

このように声の調子の管理などの目的で受けられる事も多くある。

と言う事を今回は紹介させて頂きました(^_^)v

3オクターブは当たり前! 喉に優しい魅惑のハイトーンボイス養成メソッド

¥1,620
Amazon.co.jp

初心者から第一線で活躍する上級者まで
東京中野区のボイストレーニングスクール
IPC VOICE STUDIO
◆都内で対面レッスンの他、全国でオンラインレッスンが受講可能です。
レッスンや各種お問い合わせはこちら
◆当スクールHPです。
IPC VOICE STUDIOオフィシャルHP


メルマガだけの最新情報も。あなたの質問や悩みにも答えます。

↓【ボイストレーナーAKIRA公式メルマガ】の登録はこちらから

必須 メールアドレス


【半角英数字】

声の音色を決める要素その1 「密度」前のページ

皆様今年もありがとうございました!次のページ

関連記事

  1. 発声

    その137「発声と歌はまたちょっと別」

    タイトルだけ見るとちょっと誤解が生まれそうですが、僕は教える際によく口…

  2. 発声

    ちょっとした理解が未来を変える。

    こんにちは、ボイストレーナーAKIRAです。ボイトレは本当にちょっとし…

  3. 発声

    お酒を飲むとなぜ声が大きくなる?

    こんにちは、ボイストレーナーAKIRAです。今月は忘年会などでお酒を飲…

  4. 発声

    その175「子供のうちにトレーニングした方が良い?」

    質問: 私は自分の子供に歌を上手くなって欲しいと思っています。レッスン…

  5. 発声

    自分の喉のポテンシャルが100%発揮できるように。

    こんにちは、ボイストレーナーAKIRAです。本来喉が持つ能力に対してそ…

  6. 発声

    その151「話し声から歌声を変えてみる」

    今回は歌声を良くしていく一つの方法の紹介です。このブログを見ている方の…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. ボイトレ

    歌手、声優など必見!喉の筋肉(喉頭筋)の種類と声帯の動きを知ろう。
  2. メンタル

    短絡的に物事を判断しない。
  3. ボイトレのヒント

    【完全保存版】発声の仕組みをマスターして、更に魅力的な声になろう
  4. 喉に良いこと

    歌手や声優必見!風邪を極力予防し喉の調子を保つポイント。
  5. 呼吸

    超簡単な腹式呼吸のやり方。誰でも出来てボイトレに役立つ!
PAGE TOP
当HPでは文章の無断転載を禁止しております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。