今回は前回の続きですが、
「声のバリエーションを作る」とはどういう事か書いていこうと思います。
簡単に言うと、色んな声を出したり
色んな歌い方をしてみる、と言う事です。
例えばどういう声を作るのかと言うと、
子供のような声、
お年寄りのような声、
オペラのような声、
アニメのような声、
相撲取りのような声、などなど、、、
感情表現も加えてみると、
嬉しそうな声、
悲しそうな声、
泣いている声、
怒っていそうな声、
無愛想な声、
無表情な声、などなど、、、、
さらにこれらを組み合わせる事で
パターンは相当数作ることが出来ます。
歌い方に関しても
「○○っぽい歌い方」のように、
何か一つの狙うべき歌い方を作ってみたりしながら
それを再現していきます。
言い方を変えるとモノマネに近い事をするわけです。
しかも出来るだけ正確に、です。
歌を歌う人の中には
「私はモノマネじゃなくて自分の歌が歌いたいのに!」
と思う人もいるかもしれません。
ですが、まず考えてみて欲しいのは、
例えば有名な芸術家は何も勉強せずに
自分のスタイルを完成させたのでしょうか。
ほとんどの人は基礎的な部分をしっかり勉強した上で
自分のスタイルを築き上げていっていると思います。
ピアノや管弦楽器などの器楽でもほぼ例外なくそうですよね。
基礎を知らずにプロに昇るのはかなり厳しいと思います。
その基礎的な部分を学ぶ練習として、
優れている人や様々な人の模倣をすると言うのが
実は非常に有効なのです。
現に優れた芸術家や歌手の方も
初めは他人の模倣をしていた、と言う人も少なくありません。
もちろんモノマネをしているだけでは自分らしさは作れないので、
歌を歌ったり声を出す上でオリジナリティが必要な方は
そこからオリジナリティを作る作業が必要になる場合も多いです。
ただ「音楽的なルール」や「声で出来る事」をできるだけ知っておく事で、
そこからどうすれば自分のオリジナリティが出せるのか
という事も考えやすくなってきます。
それは何も知らずに考えるよりも、ずっと深いものになるはずです。
なので自分らしさが欲しい方にもこの練習はオススメしています。
声のバリエーションを作るメリットはまだまだあるので
次回はそれを書いていきたいと思います。
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