今回は前回の続きで、個性が消える場合についてです。
どちらかと言うとプロ志望の方への話になるかと思います。
個性に関して別に深く考えていない人にとっては
今回はあまり重要ではない話かもしれませんが。
前回書いた「ボイトレで個性が消えてしまう理由」ですが、
主に「基本だけで応用をしっかり教えてもらわない場合」や、
「先生に歌い方や声の出し方を強制されてしまう場合」などに起こります。
今回は後者について書いていきますね。
教える以上どうしてもその先生の好みが多少入ってしまうのは
しょうがないとも思うのですが、
極端な先生は、自分の歌い方を押し付けたりする事もあります。
それが行き過ぎると生徒本人は不快に感じる事もあると思います。
先生が、「本人がどういう歌を歌いたいのか」をしっかり確認をした上で
お互いの納得のいくレッスンが行えれば本来こういう事は起こらないのですが、
やはり先生と生徒の意思の疎通がしっかり出来ているかが大事です。
ただ個性と言う面で考えていくと、
もし誰かに歌い方を変えられたとしても教える内容が特殊な場合は
逆にそれが個性になる場合もあります。
メジャーの歌手なども歌い方を誰かに指示されている事も多いので、
よってこれが必ずしも悪いとも言えません。
本人がそれで満足できるかどうかによります。
その人がどういう歌を歌いたいのか、
どういう方向を目指しているのか、
「個性」に対してどれだけのこだわりを持っているのか、
自分の歌手としてのヴィジョンを
どのくらい明確に持ってるのかによってくると思います。
ただ、僕は個性について考えない事が悪いとも思いません。
逆にこだわり過ぎると柔軟な考えや対応が出来なくなりやすいからです。
こだわるからこそ生まれてくるものもたくさんありますが、
こだわれば良いと言うものでもないのが難しい所です。
長くなるのでまとめに入りますが、
自分の個性が消えてしまうのでは、と心配している方は
自分の目的と方向性に合う先生選びをすれば
まずそれは起こらないので安心してください。
次回は以前にも少し書きましたが、
先生選びについて書こうと思います。
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