今回もちょっと前回と続いている部分はあるんですが、
前回に歌は理屈で細かく考えると複雑なものだと書きました。
だから結論から言ってしまうと、「歌は歌えて当たり前」ではないのです。
たいていの人は子供の頃、歌の歌い方なんて教わりません。
小さい頃から音楽の習い事をしている人ならともかく、
普通に生きているだけだと音楽自体をちゃんと教育される事もありません。
一応学校では音楽の授業で歌う事はありますが
やはり大人数の団体授業なので
これだけで一人一人の発声や歌をしっかり伸ばしてもらうのはかなり難しいです。
(しかも音楽の授業はみんな真剣に歌うわけではないですしね^^;)
歌が歌えない事は「国語が出来ない」「サッカーが出来ない」
こういう事に近いのではないか、と個人的には考えてます。
ところが国語が出来ない場合には塾に通ったり
勉強の時間を増やしたりすれば少しずつ出来るようになりますが、
歌が上手く歌えないからと言って
ボイトレに連れて行ってもらう子供はほとんどいません。
「歌が下手だからもっと練習しなきゃ」と考える子供もあまりいないと思います。
上手く歌えないのをずっと放置してしまうから、
大人になってもコンプレックスは続いていってしまうのです。
しかも歌が歌えないというのは他の趣味と比べてちょっとやっかいです。
例えば「ボウリングが出来ない」、「卓球が出来ない」というのは
多くの場合、出来ないなら出来ないで笑って済ませられると思います。
が、歌はそれらと比べて「出来ないと恥ずかしい思いをする度合い」が強いようで、
上手く歌えない事で嫌な思いをしてしまう方も多いのです。
「カラオケは一人で歌うもの」と言うのが定着してるせいもあると思います。
一つ問題なのは、歌に苦手意識があると歌わなくなってしまう人が多い事です。
歌はピアノやスポーツと同じで、
やらなければやらないほどフォームも忘れて筋力もカンも衰えていきます。
なので気持ちを塞いで歌わなくなってしまうと
時間が経つにつれなおさら歌えなくなっていってしまうんです。
一生歌わない道を選ぶのもいいと思います。
・・・でも、もし歌から逃げられなかったり歌が好きなら!
何とかしてくっきゃないですよね(o^-‘)b
本当は良いコーチに教われれば一番いいのですが、
レッスンを受けなくても例えば一人でカラオケに行くという手もあります。
カラオケはお店によっては昼間は
飲み物も付いてカフェに行くよりも安く上がる所もあるので、
お金もそれほどかけずに誰にも聴かれずに練習が出来ますよ。
歌わなくなるとますます下手になってしまうように、
歌う機会を増やす事は歌が上手くなることに繋がります。
一人でカラオケに行く以外にも様々な方法があります。
あまり気持ちを塞ぎこまず、前向きに色々試してみたり考えてみて下さい(‘-^*)/
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