発声

その8「声が出る仕組み」

皆さんこんにちは♪

今回から声の勉強に入っていきましょう。

と言っても声の勉強に関するブログを書いている人は結構多いので

もしかしたら同じような内容になってしまうかもしれません。

他の人と書いてる事が同じなら

書く必要もないのかな、とも思っていましたが

僕なりに出来るだけ簡単に、

要点をまとめて書きたいと思います。

発声に使う筋肉は複雑な名前のものが多いのですが、

最低限の用語だけを使って説明しようと思います。

まず初めのテーマですが、

皆さんは声の出る仕組みはご存知でしょうか。

これ、意外に分かってない人が多いんです。

感覚的に声は出るのが当たり前なので、

僕も昔はちゃんと知りませんでした。

「お腹から声を出せ」

「声にはとにかく呼吸が大事なんだ」

と言われながら昔ボイトレに通ってた時は

実際お腹から声が出るんだと錯覚してたぐらいです。

そういうのも教えてくれないと分からないですよね。。
なのでそんな方のために説明したいと思います。

声が出る時の順序としては、

1、肺から息が出る

   ↓

2、声帯が閉じていると息が声帯にかかる

   ↓

3、声帯が振動する

   ↓

4、声帯が振動することで出てきた音が

  喉の奥、口や鼻の中全体の空間に響いて音色や響きを作る

  (音色は声帯が振動する段階でも多少作られます)

   ↓

5、声が口、鼻から出る

細かく書くともっとたくさんあるんですが、

とても大まかに表すとこんな感じです。

ここで大事な事は、

声は必ず首(喉)の中の声帯から生まれると言う事、

声帯は閉じていないと振動しない、音が鳴らないと言う事です。

だから実際にお腹から声が出る事はあり得ません。

また、よく「お腹から声を出せ」の他に

「喉を開けろ」と言う言葉がありますが、

実際に声帯を開いてしまうと息が漏れるだけで声が出ません。

開くのは別の部分です。

ちなみに呼吸をしている時には声帯は完全に開いています。

開いていないと逆に声が出てしまいます。

次回からはこの事が頭に入ってる上で

これから少しずつ細かく書いていこうと思います。

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