さて、前回の続きです。
前回ピアノの弾き語りのピアノは
そんなに難しいことをする必要はないと書いたんですが、
僕がそう考えている理由を書いていきたいと思います。
人は音楽を聴く時、全ての音をしっかり聴いているわけではありません。
その中で一番目立つものを中心に聴いています。
そして演奏の中の音の数が多くなるとその分聴く集中力は全体に散漫して、
逆に音の数が少なくなれば聴く集中力は個々の音に向きやすくなります。
だからフルバンドの演奏よりも少人数の編成の方が
聴き手は一つ一つの音をより細かく聴くし、
少人数よりも一人、歌で言うならアカペラの方が
聴き手は歌をさらに細かく聴くことになります。
楽器の数が少ないとアラも目立つしごまかしが効かないので、
そこが怖い所でもありますね^^;
こういう所から考えていくと、
「ピアノ弾き語り」、または「ピアノと歌」という編成の演奏において
歌をしっかり聴かせたい!と思った時には、
ピアノがあまり派手な動きや主張をしてしまうと
聴き手は歌に集中して聴きづらくなるので
結果的にピアノの動きが歌の邪魔になってしまうと僕は思っています。
(ピアノソロの時などは別ですけどね)
また、ピアノ弾き語りは楽器を二つ同時に扱っている状態になるので
歌を歌うだけの時と比べて精度はどうしても下がりやすくなります。
わざわざ難しいことをして失敗しやすくなる上に
一番聴かせたい歌の邪魔になるのなら・・・、
そう考えてピアノは出来る限りシンプルに、と考えています。
でもじゃあシンプルならいいかと言うとそうもいかなくて、
音楽全体として感動出来る要素がないと
逆に非常に退屈な内容になってしまいます。
「感動出来る要素」を出来るだけ集めながらいかにシンプルにしていくのか。
これがなかなか難しかったりします。
もうちょっとあるので次回に続きますね(^_^)v
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