さて、今回は先月の出張レッスンの中で
実際にあった例などを出して行きます。
ケース1
ライブで歌っている。歌の音程が悪いと言われるのを直したい。
レッスン方法
「音程が悪いので直したい」という悩みを抱えてる方に
起こっている問題の原因は大抵二通りあって、
・歌の音程が実際に悪い
・歌の内容に問題があり、歌の音程しか聴こえてこないから音程が気になる
という風に考えられます。
今回僕が見た所、前者の「歌の音程が悪い」と言うより
「歌の音程が気になる歌になってしまっている」という感じでした。
このケースの場合の特徴は、
「いくら音程を改善しても歌が良くならない」
と言うドツボにハマりやすいので
問題の原因を見誤らないように注意が必要だったりします。
ではこの場合何をするかと言うと、歌の中のテクニックを教えてあげます。
歌唱のテクニックをいくつか使う事で、
音程が微妙にズレたとしても気にならないような歌にする事が出来ます。
そしてそれだけではなく、内容のクオリティも一気にどんどん上がります。
ただしテクニックは使い方が不自然だと違和感が出てきたり
歌の内容としては逆に悪いものになる恐れもあるので
テクニックの入れ所や扱いを知っていく、また扱い慣れる必要があります。
そして本人がどういう歌を歌いたいのか、
どういう歌なら自分が上手く活かされるのか、という問題もあります。
ですので闇雲に何でも使えばいいわけでもないし、
指導者としても何でもとにかく教えておけばいい、ともいかなかったりします。
もちろん「あらゆるテクニックをマスターしたい!」という場合なら別ですけど、
プロを目指している子などは通常あまり時間がなかったりするので
こちらはいつも最短距離で上達させる方法を考えなければいけません。
そういう場合はその人の発声状態、好み、歌の内容などを見ながら
その人にとって最適なテクニックはどれかをいつも考えて指導しています。
とまぁ色々気をつけなければいけない事はあるんですが、
「歌の音程がある程度正確であるにもかかわらず音程が気になる場合」は
多くの場合はこれで解決します。
もちろん音程を完璧にしないといけないケースもありますし、
全部これだけで解決とはいきませんけど、
一つの例として参考にしてみて下さい(^_^)v
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