こんにちは、AKIRAです。
今回は音楽の不思議についての話です。
人の耳には聴き取れる音の高さが大体決まっていて、
これを専門用語では可聴域と呼んでいます。
人の可聴域は大体20Hz~20000Hzほどで、
その間の高さを鼓膜振動の音として
感知することができるようになっているようです。
さて、ここからが本題なんですが、
皆さんは「ホーミー」という発声法をご存知でしょうか。
ホーミーはモンゴルの伝統歌唱法で、
特殊な歌唱法として知られているだけでなく
聴いている人に癒しや治癒を与えると言われています。
僕もホーミーのちょっとした真似事程度ならできるのですが、
本場の歌手によるホーミーはまだ生で聞いたことはありません。。。
(そのうち現地に行って聴いてみたいと思っています)
NHK放送技術研究所が行った調査によると、
モンゴルの歌手が歌うホーミーには
23500Hzにピークがあったとのデータが出ています。
おそらく厳密には発声者や母音によって
ピークの周波数は変わるのではと考えられますが、
この調査結果の「23500Hz」というのは
人間の耳では認知できないような超高音の帯域です。
これが計測できたということは、
ホーミーが与える癒しの効果とその辺りのスペクトルには
何かしらの関わりがあるのかもしれません。
僕がお世話になっている工学博士の志賀一雅先生によると、
「ホーミーには人間の耳には聞こえない
20000Hz以上の高調音波が含まれ、
聴く人の脳波をアルファ波に誘導する効果が有ります。
脳波がアルファ波になることで人はリラックス状態となり、
その人のもつ潜在能力を引き出されて
自然治癒力や免疫力が向上されます。」
とのことです。
直接聴きとることはできなくても、
体や脳がそれを感じて影響を受けている可能性があるようです。
ちなみにCDの音源では
20~20000Hzの周波数は再生されますが
それ以下、それ以上の人の耳で感知不能な帯域は
全てカットされています。
もしかしたらここに、
生演奏でしか味わえない感動や
生歌に心の高揚感を感じる理由が一つ隠れているのかもしれません。
私たちは聴きとることはできませんが、
実際にはホーミーだけに限らずあらゆる楽器の音や歌声に
20000Hzを超えた周波数が出ています。
今はネットやPCを使えばあらゆる音楽を再生できますが、
編集されて帯域をカットされた音を聴くのではなく
生の音や生の声にたくさん触れるというのも
脳を刺激して他にはない感動を味あわせてくれるでしょう。
それはあなたを今よりもっと音楽好きにしてくれるかもしれませんし、
あなたの芸術性を今よりもっと高めてくれるかもしれませんね(o^-‘)b
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