こんにちは、ボイストレーナーAKIRAです。
僕が長くレッスンをしてきて
昔と教え方やスタイルは変化してきていますが、
自分が以前と比べて大きく変わったなと思うのは
相手に合わせて指摘する分量や伝え方を
より適切に選べるようになったことでしょうか。
生徒さんの歌や発声を聴くと、瞬間瞬間でたくさんの気付きがあります。
そして、
「○○が××になっている、だからそれを伝えればいい」
というのもすぐ頭の中に思いつくのですが、
ただそれらを全部直接的に言うことがベストではなく
むしろ直接的に言わない、伝えない方が伸びるケースが多々あることも
今までの経験の中で学んできています。
通常ボイストレーナーとしての仕事は
生徒を上達させることであるわけですが、
知識や情報をただ与えれば与えるほど伸びるのかというとそうでもなく、
長く見た時に一番伸びやすい適切な伝え方があるのです。
音楽は感性がどうしても必要な芸術分野のため
理屈で考えさせることが弊害になることもあるし、
かと言って分かりにくい教え方では生徒は混乱してしまうし、
また人は精神状態が常に変化するので
指摘の受け方や指摘の量によってモチベーションが大きく変化します。
伝える内容や伝えるタイミング、どのような言葉で伝えるかによって
そこからどう考えていくのか、
音楽をどう捉えていくのかが変わってくるため
先々までを見た時に相手が最も伸びやすいであろう方法を
考えながらいつも選択しています。
この「伸びる」というのも抽象的で、
例えば歌唱力を伸ばすのか、歌手としての感性や創造性を伸ばすのか、
歌を上手くするのか、魅力的にするのか、
この辺も深く見ていくと全て別々のことなので
そう単純ではないんですよね(^^;
話が少し逸れましたが、
生徒さんがより才能が開花できるように
「100の気付きの中の最も教えるべき1を伝える」
ということを最近は実践しています。
最適なアドバイスのチョイスがいつもできるように、
そして生徒さんがさらに能力を高められるように。
僕ももっともっと学び続け向上していきたいと思います。
今日も良い一日をお過ごしください(‘-^*)/
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