こんにちは、ボイストレーナーのAKIRAです。
最近80年代の洋楽を沢山聴いています。
40年以上前の音楽ですが、2025年の今聴いてもとてもワクワクするんですよね。
昔自分が青春時代に音楽の道を志して、ボイトレや勉強のためにあらゆる曲を聴き倒していましたが、昔の曲を聴くと自分の心まで当時の気持ちに戻っていくような感覚があります。
音楽って本当に色褪せないですよね。
音楽は心のタイムマシン
音楽は単にメロディや歌詞を楽しむだけでなく、当時の自分の感情や情景を鮮やかに思い出させてくれるタイムマシンのような役割も果たします。
それは音楽を聴いていたときの自分の経験や感情が、曲と強く結びついているからです。
脳の中の音楽を記憶する領域と通常の知識を蓄える領域は別にあり、年を重ねて記憶力が低下してきても音楽の記憶は他のものより強く残りやすいと言われています。
家族を思い出せない認知症の患者に青春時代の音楽を聴かせると曲を思い出せたりなど、どれだけ年を取っても人は音楽を懐かしむことが出来ます。
洋楽と一緒に、90年代の日本のヒットソングもよく聴いています。
あの頃のキラキラした気持ちや夢に向かってひたすらに頑張っていた自分に再会できるのは、音楽のおかげだとつくづく感じます。
なぜ音楽は時を超えて心に響くのか
音楽を聴くとなぜこれほどまでに鮮やかに昔の記憶が蘇るのでしょうか。
それは単にメロディーや歌詞が記憶を呼び起こすだけでなく、音楽がその瞬間の感情や五感をまるごと記憶する「感情のトリガー」となるからです。
たとえばある特定の曲を聴くと、初めてその曲を聴いたときの場所の光景、そのときに感じていた空気の匂い、隣にいた人の笑顔、そして胸の奥に渦巻いていた感情まで、まるでタイムマシンに乗って過去に戻ったかのように鮮明に思い出されることがあるでしょうか。
これは心理学でいうところの「音楽とエピソード記憶の結びつき」によるものだと言われています。
青春時代に聴いた音楽は、特にこの効果が強いです。
多感な時期は感情の振れ幅が大きく、音楽がその感情に深く刻み込まれやすいからです。
喜びや悲しみといった様々な感情が、特定の曲とセットで記憶される。
だからこそ今になってその曲を聴くと、当時の自分が感じていた気持ちに再会できるのです。
音楽が教えてくれる、人生の道しるべ
昔憧れていたアーティストの曲を聴くことで、初心を思い出すこともできます。
音楽を始めたばかりの頃の純粋に「歌うことが好き」だった気持ち。
技術的なことに囚われがちな今、その気持ちを思い出すことは指導者としての原点に立ち返る大切な時間です。
生徒さん一人ひとりの「歌が好き」という気持ちを大切にし、その気持ちを育む手助けをしたいと改めて強く感じます。
音楽は単なる趣味や仕事でもあり、人生の道しるべでもあり、そして自分自身を深く見つめ直すきっかけを与えてくれる存在でもあります。
時間が経つと音楽は与えてくれるものが変わる
音楽の持つ力は、過去を振り返るだけにとどまりません。
例えば昔から聴いている名曲でも、今の自分が聴くと全く違う解釈で歌詞が心に響くことがあります。
経験を重ねた今だからこそ、歌詞の持つ奥深さに気づかされる。
そんな発見があったりするのも曲を聴き返す楽しさだったりします。
これから私たちはどんな曲を聴き、どんな新しい感情が心に宿るのでしょうね。
まとめ
音楽は時間を超えて当時の記憶を呼び起こしてくれます。
私は大好きな音楽との関わりをこれからも大切にしていきたいと思います。
皆さんも時間がある時に自分の想い出の曲を聴いてみてください。
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