発声

Jポップはなぜこんなにキーが高くなった?

こんにちは、ボイストレーナーAKIRAです。

ボイトレをされていたりカラオケや歌が好きであれば
高い声で歌いたい方は多いのではないかと思いますが、
そんな高音についてのお話を少し書いていきます。

ボイストレーニングで良くある場面

先生、高い声を出したいんです

「先生、どうしてもこの曲を原キーで歌いたいんです」

「高い声が出ないのがコンプレックスなんです」

「高い声が出ないからカラオケで歌える曲がないんです」

こういう悩みを私は今まで何度となく耳にしてきました。

現在人がボイストレーニングのレッスンを受ける理由の第一位、
そしてカラオケを歌う多くの方が抱えている悩みの最も多いものが
“高い声を伸ばしたい”“高い声を楽に出したい”というものです。

「自分は高い声が楽に出るようになれば絶対プロになれるのに!」

そう考えている方もいるでしょう。

高い声を出せるようになるということは、
歌を歌う多くの人にとっての大きな目標の一つになっています。

ところが高い声を出せるようになりたいと思い、
カラオケで音域の高い曲を頑張って歌い練習してみても

声が枯れたり喉が疲れるだけでなかなか自分の声が伸びていく気配がありません。

インターネットで調べてみても情報が多過ぎて、何を信じればいいのか、何が正しいのかも分かりません。

そんな悩めるあなたのために、
私がボイストレーニング指導に使ってきた
高音発声を伸ばすノウハウをこれから伝授していきます。

声帯には個人差がありますが、
高い声を出せるようにするための共通したコツがあります。
そのコツを掴むことによってあなたの声は大きく変わることができるのです。

私は今までボイストレーナーとして、多くの方の高い声を伸ばしたりその発声を開花させてきました。

その指導の中で利用している“声を鍛えるポイント”を細かくお伝えしていきます。

これから行っていくボイストレーニングの参考にしてもらえたらと思います。

きっとあなたの声を大きく変えるきっかけになるでしょう。

ボイストレーニングをする多くの方の悩みは高い声

ボイストレーニングをする方の多くは自分の高い声をもっと伸ばしたいと思っています。
実際に私のスタジオで受講する方の7割ほどは、初回レッスンの時に高音域を伸ばしたいという要望を持っています。

「今よりもっと高い声が出るようになれば…」

「今よりもっと高い声のスタミナが付けば…」

これはプロアマ問わず皆さんが持っている悩みなのです。

高い声には魅力がありますよね。
実際私もかつて歌に強く魅了されたきっかけの曲は、ボーカルのハイトーンが印象的でした。

その瞬間今まで感じたことのない衝撃や感動を受けた覚えがあり、
それから毎日毎日その曲をずっとリピートして聴き続けていた記憶があります。

プロのような高い声を自分も出して気持ち良くなりたい!と思う方は多く、
中には大げさではなく本当に自分の人生を賭けて高い声を鍛えている方もいらっしゃいます。

歌における高い声には、それだけの魅力があるということなのでしょう。

ただ高い声は物理的に喉に負担もかかりやすかったり緊張と力みが生じやすいため、
出していてみるみる声が枯れてきてしまったり苦しくなってしまうこともあります。

高い声の練習をし過ぎて喉を潰してしまう方もいますから、
せっかく高い声を出せるようにするなら安全に鍛えていくことが大切です。

私たちの声は体の中で作られているため、他の楽器のように自由な買い替えはできません。

一生付き合っていくこの楽器を大事に扱ってあげましょうね。

Jポップはなぜこんなにキーが高くなった?

どんどん音域が高くなってきたJポップ。

ある程度の年齢の方ならわかると思いますが、
かつて昔のJポップにはそこまで高い音域の曲は多くありませんでした。
以前はもっと普通に歌える曲が溢れていたのです。

現在高い音域の曲がここまで増えた理由はいくつもありますが、
その一つは音楽業界の進化と共にアマチュアシンガーのレベルが上がってきたことや、
他人とどう差をつけるかという自分のオリジナリティ作りのアーティスト達の試行錯誤の結果にあります。

プロの世界では常にアマチュアよりも高いレベルを求められるのですが、
アマチュアや他のライバル達とどう差をつけていくかという点で

「歌唱力はより高く」
「音域はより高く」
「リズムやメロディの歌い回しはより高度に」

という方向で基本的に考えられてきました。

また、人が歌を聴いた時には「高い声が出る=歌が上手い」というイメージやインパクトが強いため、
高い声が出る歌手の方が人気が出やすい、音域の高い人がプロ歌手になることが多い、
というのも高音域が得意な歌手が増加した理由の一つです。

これらの要因によりポップスの歌の音域は年々少しずつ高くなってきたのですが、
これは特に女性よりも男性が顕著です。

女性曲の最高音はある時期からそこまで変化していないのですが、男性曲の音域はまだまだ上昇しています。

今では女性と変わらない音域で歌う男性歌手も増えてきましたよね。

そのため高い声に悩む方は特に男性が多いのです。

高い声で歌えることに憧れる人は増加傾向にありますが、
逆に考えるとそれだけ音域が高くてカラオケで歌えず
悩む一般の人が増えているということでもあります。

Jポップの音域が高くなった理由の一つはボイトレの進化。

Jポップの音域は昔と比べてどんどん高くなってきていますが、
変わってきたのは音域だけではありません。

最近の楽曲はメロディがより複雑になり、
またリズムのテンポも速く細かくなってきています。
そして歌手が使う技術はより高度で繊細に、素早くなってきています。

時代が進むにつれて歌のあらゆる面が変化してきていますが、
特に音域について見ていくと、
数十年前にはビックリするような高音域の歌を現在では多くの歌手が歌っていますよね。

ここまで歌手が高い声になってきた理由の一つは、ボイストレーニングの進化によるものです。

高い声が出せるようになるボイストレーニングのメソッドが充実してきたり
理論や訓練法が発達してくるにつれて、
高い声が出せる人の絶対数がどんどん増えてきたことにあるでしょう。

後述しますが、出す高音が高ければ高いほど声帯にかかる負担はどうしても増えていきます。
しかしその負担を軽減しながら高音を楽に出す方法があります。

以前は高い声を力で押し出す歌手の方も多かったのですが、
喉を酷使することでライブやレコーディングに支障が出る方が続出したため

ボイストレーニングもそれに対応するべく、
声帯への負担をより少なくして楽に高い声を出せるようにする方向に進化してきています。

昔と比べて余裕のある声質、柔らかく軽い声の歌手が増えた理由の一つもここから来ています。

このようにボイトレは日々どんどん新しくなり、
そしてボイトレの進化によって歌手の歌も変化してきているのです。

ポップスの音域上昇ブームに終わりは来る?

では今どんどん上昇している歌の音域に終わりは来るのでしょうか。
それともこのまま限りなく上がっていくのでしょうか。

私は未来を予知できるわけではないので分かりませんが、
そのうち終わりが来ると思っています。

その理由のまず一つは、女性曲の音域上昇はすでにストップ傾向にあることにあります。

これは曲の作り手がこれ以上高いと聴き手が感動しにくい、
人が聴いて心地良いと思う高さにある程度到達していると考えている面があるのかと見ています。

つまり、男性曲の音域もどこまで上昇するか分からない部分はありますが、
歌をたくさんの人に感動してもらう商品として作り出すのであれば
最大でも現在の女性の音域以上にはならないのではないでしょうか。

また、もう一つの理由ですが、それは発音を形成するフォルマントにあります。

私達の言葉の発音を作るフォルマントには特定の高さの周波数があり、
ある一定の高さを超えると聴いている側は言葉の判別が難しくなってくるのです。

ですので例えばホイッスルボイスと言われる笛のような超高音を発声している歌手は、
ほぼ皆さん「ア」の母音だけで歌詞を発音していないですよね。

あれは音が高すぎて言葉を発音してもあまり伝わらないからという理由があります。

ですので歌詞のいらないヴォカリーズのような母音歌唱であれば別なのですが、
歌詞を聴いている人に言葉を伝えようとするなら言葉が判別しやすい高さでないといけません。

ただ時代によって人の好みも感性も変わっていきますし、
ボイトレも今後の新しい大発見によって未知の発声が生まれてくるかもしれませんから、
ここに書いたことは当てはまらないかもしれません。

これからどのようにJポップや音楽が進化していくのか、今後の未来に注目ですね。

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