ボイトレの先生などにレッスン中にこういう言葉をかけられた事はありますか?
「これだけ言っても分からないのかな?」
「前にも何度も言ったはずなんだけど・・・」
「真面目にやってるの?」
こういう類の言葉は言う方は気楽なものですが、
言われる方にとっては傷になる可能性のあるものです。
しかもイライラしながら言われたらこちらも落ちこんじゃいますよね。
でもわざわざお金を払ってきている生徒が
レッスンを不真面目にやるなんて事は通常はあまりないと思います。
(ホントにふざける生徒もごくたまにいますけどね^^;)
真剣にやっているのに何度言われても分からない時は、
その先生の指導法が悪いか、
その生徒の頭でそれを認識するのにまだ時間や情報が足りない場合です。
自分で考えていてもたまに不思議だなぁと思うんですが、
音に関する記憶と勉強に関する記憶では脳の使う場所が違うようで
「頭がいい=歌や発声の飲み込みが早い」とはならないようです。
昔の先生の教え方が良くなかったというのもありますが、
僕が歌の仕事をする前に2年間通っていたボイトレのスクールでは
ある事に関しては100回以上も教えられても結局分からなかった、
というぐらいの劣等生ぶりを発揮していました(;^_^A
(ただあのスクールは教え方が良くない事で有名だったのをその後知りましたが)
もちろん冒頭のような言葉を先生に言われた経験もあります。。。
そんな劣等生な自分の経験もあるので、
僕は生徒が分からない事があった時は
分かるまで何度でも同じように教えるように心がけています。
そうやって今まで教えてきて、一つ分かっている事があります。
元々確信を持ってはいたのですが、
たくさんの自分の生徒を見ていて改めて実感出来たのは
10回言われて分からなかった人は20回、
20回で分からなければ30回・・・と繰り返していけば
いつか必ず分かる時が来ると言う事です。
そして分かって出来るようになると歌も声も変わってきます。
何回やっても出来なくてもいいんです。
何回言われても分からなくてもいいんです。
よほどのセンスを持っている人や
すでにある程度知っていたり元々分かる要素を持っている人ならともかく、
通常は少なくとも一度や二度言われただけで完璧に分かるものではありません。
分からない事、出来ない事を怖がるのではなく、
どうしたら出来るようになるのかを考えながら
じっくり前向きに挑んでいってみましょう(o^-‘)b
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