こんにちは、ボイストレーナーAKIRAです。
今回はちょっとマニアックで難しめの話になります(;^_^A
先日行ってきた音声言語医学会で聴いてきた
演題発表の一つなんですが、
吸気発声時の披裂筋(INT)と後輪状披裂筋(PCA)の
筋電を取って筋活動を測定した結果、
吸気発声時の後輪状披裂筋の活動は
呼気発声時より著明だったというものです。
また、起声においては
声帯の振動に100-150ミリ秒先行した
後輪状披裂筋の活動が観察されたとのことです。
吸気発声時は呼気発声時と比べて
喉頭周囲の緊張や力みを感じにくいことが多いのですが、
声帯の振動様式が違うだけでなく
声帯の開大筋である後輪状披裂筋が優位に働くことが
絞扼の制御をしているのではないかということで、
これを上手くボイトレに応用したらどうかとふと思いました。
とは言え現在僕のメソッドは
主に喉頭の緊張を緩和するメニューを中心に構成していたり
その中には声帯の開閉コントロール能力を高めるメニューもあるため
敢えて使う必要があるのかどうかという所なのですが。。
吸気発声を使ったトレーニングは
昔に一時期行っていたこともあるのですが、
現状のエクササイズよりももし有効なメニューが作れそうなら
今後レッスンでも試してみようかなと思います。
ということで、
今日は少しマニアックなボイトレ話でした(o^-‘)b
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