ボイトレ

声帯ポリープや声帯結節は誰にでも出来る可能性がある。

こんにちは、ボイストレーナーAKIRAです。

先日ニュースで布施明さんが
ポリープを作ったというニュースが流れていました。

「布施明が声帯ポリープ 治療受けながらツアー継続」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190305-00000056-tospoweb-ent

布施さんはもう70歳を過ぎていますが、
年を取られてもなお現役で素晴らしい発声を維持されていますよね。

でも布施さんのような素晴らしい発声をお持ちの方でも
声帯ポリープを作ってしまうんですよね。

私が昔ボイトレを受けていた頃、
また自分で教えていた時期でも

「腹式呼吸ができれば喉に全く負担はない」
「発声が良ければ結節やポリープは出来ない」

とこういう極端な言葉をちょくちょく聞いたりしていました。

でもこれは真実ではなくて、
厳密にはボイトレで声を鍛えていくと

「発声の負担を減らす事が出来る」
「音声疾患の確率を減らす事が出来る」

というだけで、
結節やポリープなどの音声疾患を
100%予防できるわけではないんですよね。

声帯炎や声帯ポリープや声帯結節、
またその他の音声疾患が出来るかどうかには
様々な素因が関わっています。

単純な発声の良し悪しも大事ですがその他にも、

発声時の声量、口腔や鼻腔の体液分泌量、
外気の湿度、睡眠時間と質、体の疲労度、喉頭筋の緊張度、
声帯粘膜の弾性、日常生活での発声時間、など。

すぐ挙げられるだけでもこのようにいくつも出てきます。

素晴らしい発声をしているプロの方でも
調子が悪い時に無理をして声帯に負担をかける場合もありますし、
音声疾患を作る可能性は常にゼロにはなりません。

特にプロの歌手の方は喉の調子が悪いからと言って
代役を立てたり曲数を減らしたりなどが出来ないため、
無茶をしてしまう事が多いんですよね。

ですのでいつも良い声でいたい方は
普段から喉をしっかりケアしたり
喉について学んでおく事が大切ですし、
プロの歌手の方、プロになりたいと考えている方には
尚更絶対あった方が良い知識だと思います。

このブログやメルマガでもアドバイスしていきますので、
どんどん勉強していきましょう!

昔から私の好きな歌手の一人である布施明さんの喉も
今後快復される事を願っております。

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