こんにちは、ボイストレーナーAKIRAです。
前回の記事で声帯結節は指のペンだこのようなもの
と書きましたが、
指のペンだこのようにできても放っておけばいいや、とは
いかないことがあります。
その理由について
声帯結節が声に与える影響をいくつか書いていきますね。
■声質が変わってしまう
声門の間隙に出っ張りができる形になるため
声帯が閉じなくなり声がかすれてきます。
結節の形、大きさや硬さにもよりますが
声ががさついてしまうこともあるので、
特に芯のある声、迫力のある声、透き通るような声を持つことが
難しくなってくるかもしれません。
■声量が落ちてしまう
声帯が閉じなくなり
声門下圧をかけにくくなるため、
声量は落ちてしまいます。
オペラのような大きな声量が必須のジャンルでは
結節があることのデメリットは大きくなります。
■声の出づらさを感じやすくなる
筋肉的な疲労という意味ではなく
結節による声の出づらさを感じることが多くなります。
日によって調子の良い日と悪い日の差を
感じやすくなるのも結節の特徴です。
■高い声が出にくくなる
声帯結節ができると
その大きさや硬さにもよりますが、
基本的には高音域が出しにくくなります。
主に高音域ががさついたり割れたりするため、
高い声で歌うことが難しくなるケースがあります。
一昔前のロック歌手などに
「喉を潰して自分の声を変えた」
というエピソードもあったように、
結節などを自分の個性にしてしまう歌手もいました。
そんな考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、
どんな結節ができるか分からないため
わざと声帯に強い負荷を与えるというのは
少しリスクの高い運試しになります。
また、シャウトなどの割れたような声は
多くの方はテクニックで作ることも可能です。
できるなら発声の制限を作らずに
安全な状態で理想の声が作れるといいですね。
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