あなたが一番初めに歌を歌いたいと思った時に
目指した姿はどんな姿だったでしょうか?
僕自身、
出来る限り高度な技を使って歌わなければならない
出来る限り高いレベルの歌を歌わなければならない
こんな風に思ってた時期があったんですが、
でもある時に
「自分が本当に心から歌いたい歌はどんな歌なのか?」
と真剣に考える機会があって、
そこから自分が歌う歌も少しずつ今の形になってきた気がします。
僕の場合は
自分が歌にのめり込むきっかけになった曲
青春時代に飽きもせずに毎日ずっと聴いていた曲
かつて自分を「歌を歌って食べていくんだ!」と決心させた音楽
これらが世界中にある他のどんな素晴らしい音楽よりも好きだったんだ。
というのが長い時間をかけてようやく分かったんですよね。
テクニックや発声の良し悪しだけに捉われていた時は
僕の歌はその当時目指した形とはかけ離れたものになっていて、
ずっと 矛盾 があったんです。
でもあの頃は必死すぎてその矛盾は
「自分が満たされない想い」
というぼやけたものでしか分からなかったんですけど。
クオリティの高さ 、 技術の高さ というのももちろん大事なのですが、
それと 純粋に人の心に響く要素 をいかに両立するか、
ここが音楽において最も大事な部分だと僕は思っています。
技術の高さと歌の魅力というのは必ずしも一致するものではなく、
技術的にすごいのと聴いて感動するのはまた別物だったりします。
ですのでただ人を感動させるというのが目的であれば、
そこまでの高度な技術や発声は実際には必要なかったりします。
もちろんさらに人を感動させるために、
どんな風に感動させたいのかによって
技術はどんどん必要にはなってくるのですが。
ただその技術も人を感動させる要素としての意味を持たなければ
それはただの技術自慢にしかならないのです。
そもそも自分が練習している技術や発声は “何のために必要なのか?”
ボイストレーニングに通っていたり、
歌の勉強をずっとしていると
その根本を見失いがちになるので注意が必要です。
例えば
「先生の好きな歌い方を歌わされている自分」
「先生が求める発声を追い続けている自分」
という経験は過去に僕も長い間してきたのですが、
自分が本当にやりたいのはそれなのか?
自分が本当に歌いたい歌はどんなものなのか?
時間がある時に見つめ返してみるといいと思います。
歌を歌っていても満たされない想いが何だったのかが
もしかしたら見えてくるかもしれませんよ(o^-‘)b
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