発声

その148「トレーナーは理屈を勉強した方が良いか?」

一時的になんですが、ブログを書く余裕が出てきたので

書きかけだった記事を少しずつupしていきますね。

今回はトレーナーの方向けの内容です。

質問:

私はボイストレーナーをやっていますが、やはり発声の理屈は勉強しておいた方がいいのでしょうか?

回答:

僕の個人的な考えとしては、

生徒を正しい方向に導くための材料として

理屈は出来れば勉強しておいた方が良いんじゃないかと思います。

僕は、トレーナーは通常の生徒に対しては

必ずしも細かい理屈を一つ一つ教える必要はないと思ってます。

というのも、「本人が細かい発声の理屈を知れば歌が上手くなる」

というわけでもないからです。

歌を歌う生徒にとって最終的に大事なのは

「自分の望む歌が歌えるようになる」

「自分の満足する声が出るようになる」

こういう部分ですよね。

ですのでこの辺はその生徒の性格にもよりますけど、

興味がある生徒が勉強する分には良いと思いますが

通常はその生徒には最低限の知識を教えておくだけでも良いと思います。

でもトレーナーの場合はまた少し別で、

指導する側が正しい発声の理屈を知っていると

生徒が間違った方向に行こうとしているのを早い段階で防ぐ事が出来るので

事故やケガが起こらなくて済んだり、正しい方向に導いてあげやすくなります。

具体的に言うと、短期間でレッスンの効果が大きく出やすかったり

喉の調子を悪くする確率を格段に減らせます。

逆に、理屈を知らなかったり

勉強していてもその理屈自体が間違っていると

生徒の喉の調子を悪くさせてしまう判断をしたり

レッスンの効果がなかなか出にくかったりという状況になります。

ですので、勉強をする上では

「その理屈が正しいかどうか」も大事だったりします。

長くなったので続きますね(‘-^*)/

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