発声

声帯が吹き上げられて発声が上手くいかなくなるケース。

こんにちは、ボイストレーナーAKIRAです。

ボイストレーニングや発声において、
息の量、息の力というのは議論の的になりやすい部分です。

そんな息の量についてのお話です。

発声時の息の量は、
僕ははなるだけ少なくという指導をしています。

息を少なく、ということは弱くということではありません。

少ない息で声をしっかり響かせて声量を作っていくということです。

呼吸は深い方が良いのですが、
息の量は一定以上多くなると声帯振動に支障が出ることがあるのです。

左右の声帯は閉鎖して呼気の力で振動するものですが、
その閉鎖する力を上回る呼気が入ってくると
声帯や披裂軟骨は吹き上げられて閉鎖を保てなくなったり
粘膜波動が不安定になります。

それをこらえようとすることで
さらに強い閉鎖を作ろうとするので、
力みや声の重さに繋がっていってしまいます。

例えば反回神経麻痺による片側声帯閉鎖不全や
痙攣性発声障害の内転筋切除術後の方などは
大きな声を出すことが難しいのですが、
これは閉鎖を強く作ることが困難のため
呼気圧を高めることができないからです。

この場合は息をたくさん出そうとすると
失声してしまったり声がひっくり返ってしまうんですよね。

また僕が今まで見たケースでは
老人性の声帯萎縮なども筋力や質量の低下により
同じような症状になることがあります。

「とにかく息をたくさん出そう!」

とするのではなく
いかに効率よく少ない息を使っていくか、という方向や
いかに共鳴腔を広げて喉頭原音を響かせていくのが
より省エネで効率の良い発声に繋がっていきます。

声帯も触れ合いやすくなったり振動しやすくなってくるでしょう。

参考にしてみてください(‘-^*)/

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