こんにちは、ボイストレーナーAKIRAです。
先日僕の生徒さんで新人ボイストレーナーの方に、
「自分より発声の良い生徒さんがレッスンに来たらどうしよう」
「自分より歌の上手い生徒さんがレッスンに来たらどうしよう」
こんな悩みを相談されたことがあります。
確かに自分の歌や発声が完璧ではないと思うと
そういう不安も出てくるのかもしれません。
僕が考えている
トレーナーの仕事として最も大切な意識は、
「生徒を正しい方向に導いてあげる」
「生徒の発声、歌を上達させてあげる」
この2つです。
ここには、
「先生は全ての生徒より歌が上手くなければいけない」
という条件は入っていません。
もちろん歌が歌えない先生というのも
説得力がなくなってしまうでしょう。
歌を教えるならある程度の歌唱力はあった方が
信頼されやすいでしょうし、
的確に指導できるケースが多いです。
でも、必ずしも生徒さんより上手く歌えなければ
レッスンが成立しないということもないのです。
どちらかというと、
・音楽的な感性や価値観
・発声や歌唱のあらゆる悩みを適切に対処できる豊富な知識
・声の善し悪しを細かく聴き分ける卓越した耳
これらが実際の現場では重宝されます。
そして何よりレッスンは対面になるため、
指導者としての人間性も大事だなとつくづく感じます。
発声、歌唱力、知識、感性、人間性など・・・
全てを申し分ないくらい
完璧に身に付けられる方もいるかもしれませんが、
そういう天才的な方は僕が知る限りは非常にごく稀です。
これは努力しなくていいと言っているわけではなく、
より指導に必要なことを優先して学ぶことで
自分の指導能力を高めて自信も持ちやすくするということです。
焦点を絞って自身をレベルアップさせていくと
レッスンの指導クオリティは高まりやすいため、
これは何よりも生徒のためになるのです。
もし生徒に負けていると思う所があっても
意地を張る必要もないですし、
自分に対して否定的になる必要もありません。
生徒をより良くするために自分に何ができるのか、
そのために何をより学ぶ必要があるのか、
この2つに集中するようにしてみましょう(‘-^*)/
3オクターブは当たり前! 喉に優しい魅惑のハイトーンボイス養成メソッド
¥1,620
Amazon.co.jp
東京中野区のボイストレーニングスクール
IPC VOICE STUDIO◆都内で対面レッスンの他、全国でオンラインレッスンが受講可能です。
レッスンや各種お問い合わせはこちら
◆当スクールHPです。
IPC VOICE STUDIOオフィシャルHP
この記事へのコメントはありません。