こんにちは、ボイストレーナーのAKIRAです。歌を歌っていてすぐ喉が痛くなってきたり段々声がかすれてきたりなど、声帯に負荷がかかりやすい発声をしていると長時間の発声が難しくなってきます。この記事では、声帯に負荷をかける主な原因についていくつかお伝えしたいと思います。
声帯の緊張が強い
「声帯を締め付けて発声している」と表現されることも多いですが、これは声帯そのものに過度な力が加わっている状態です。声帯はとても強い力で締め付けるように発声すると、摩擦のぶつかりが大きくなり、強い刺激が来て声帯粘膜が炎症を起こしやすくなります。喉の奥に力を込めて無理やり高い声や大きい声を出そうとしたり、力任せにしゃがれた声をわざと出そうとしたりする時に起こりがちです。
喉周りの筋肉の緊張が強い
声帯は喉仏の奥にありその周囲にはたくさんの喉頭筋があります。声帯そのものだけでなくこれらの周辺筋肉が緊張していると、声帯の動きが制限されて正しい振動ができなくなります。その結果、声帯に余計な負荷がかかってしまいます。首回りや近くにあるあごや肩などに力が入っている時などは、喉周りの筋肉も緊張していることが多いです。いかにリラックスして歌うかを考えていくと良いでしょう。
無理に大きい声を出し過ぎている
「大きな声=力を込めた声」と思いがちですが、実際はそんなに力を入れなくても大きな声は出せます。力任せに大声を出していると声帯の緊張を誘発するので声帯に大きな負担がかかることがあります。本来大きな声は声帯を閉じて効率よく振動させたり響かせることで生まれます。しかし無理に大声を出そうとすると声帯を強くぶつけ合うような発声になり、声帯が腫れやすくなります。また、声帯結節などの声帯疾患につながるリスクも高まるので注意が必要です。
発声時の吐く息が強すぎる
声を出すには息を吐くことが不可欠ですが、吐く息が強すぎると声帯が開きやすくなり閉じる力や緊張が強まります。適切な息の量で発声することが重要で、少ない息を効率よく声にすることで声帯への負担や声帯の力の浪費を減らすことができます。息が多すぎると息で声帯がこじ開けられて声がかすれたり、また疲れやすくなる原因にもなります。
休憩なしに長時間連続して発声する
長時間連続して声帯を使い続けると声帯は疲労しやすくなり、声帯表面の負荷も大きくなりやすいです。長時間声を出す仕事(教師、保育士、営業、コールセンターなど)をしている人は、こまめな休憩を取れると良いですね。歌う時も練習の合間に水分を摂ったり、少し黙って休んだりすることで声帯の回復を促すことができます。
喉の調子が悪い時に無理をする
例えば声帯が炎症している状態は声帯の形状が変わっているため、発声が良い方でもその状態で発声すると声帯の負荷が増えることがあります。そのまま無理をするとそこから声帯結節やポリープが出来やすいので注意しましょう。仕事やライブなどだと声の調子が悪くてもなかなか休めなかったりするので、上手く声をセーブしたり声のケアをして乗り切れるといいですね。そもそもの炎症する原因や頻度を減らしていくことが大事です。
まとめ
この記事では声帯に負荷をかける主な原因をご紹介しました。これらの原因の多くは発声時の「力の入りすぎ」と「使いすぎ」に集約されます。歌が上手くなりたい、もっと楽に声を出したいと考えている方は、まず自分の発声に余計な力が入っていないか、無理をしていないかを見直してみることが大切です。今回挙げたポイントを意識して日々の発声や練習に取り組んでみてください。
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