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【質問】
こんにちは。
〇〇です。
先生にはいつもお世話になってます。
僕はボイストレーナーとして毎日生徒の声を良くするべく
レッスンに奮闘していますが、
レッスンで伸びる方もいればなかなか伸びにくい方もいます。
先生がレッスンで生徒さんはこうしたら伸びやすくなった
というのがあれば教えてください。
ご回答宜しくお願い致します。
【回答】
今回はボイストレーナー寄りの質問ですね。
これもおそらくきちんと書こうと思うと
もの凄いボリュームになりそうなので、
ここでは簡単にお伝えしていきますね。
ボイトレレッスンで
伸びやすい、伸びにくいというのは実際にあります。
その人が伸びやすいか伸びにくいかという部分は
非常に様々な要素が絡んでいるようなのですが、
以前メルマガで少し書いたように、
「練習の方法が正しいかどうか」
を私はまず見ます。
『どうすれば歌が上手くなれるでしょうか?』
https://goo.gl/vj9NzW
他のスクールから来られた方で
うちのやり方に変えたら伸びてきたという方もいます。
このようにやり方や意識の小さな違いで
トレーニングに変化は起こることが多々あります。
ですので私がレッスンをする場合は
まずそこを見ながら同時に他の原因も探っていくという感じでしょうか。
ボイトレはただ淡々とこなすものではなく、
どんな質感、太さの声にしていくべきか
どのぐらいの息の量にしていくべきか
喉の体感、力みをどれだけ敏感に察知できるか
など注意するべき色々な項目があります。
これは全部先生任せにしていてはダメで、
行う本人自身で把握、認識していかないとトレーニング効率が悪いのです。
逆に言うと、その認識がしっかり出来ると
発声に関して上達が早まる可能性がグンと高まります。
伸びにくい原因で主に思いつくのは
ざっと挙げるだけでも
・ボイトレの方法が違っている場合
・目指すべき声のイメージが間違っている場合
・自分の自覚している声と実際の声に剥離が大きい場合
・練習量が足りていない場合
・喉の力みがあり発声を邪魔している場合
・声帯の器質的要素や器質的疾患が邪魔している場合
これら一つ一つを紐解いていくと
さらにいくつにも分化できるので、
そうすると相当な項目数になりますよね。
この中でその人に当てはまる原因を
上手く取り除いていってあげることが
上達を早めるポイントになります。
指導者としてはそこを正しく見極めていくために、
レッスン中は常に生徒さんを観察しておくといいでしょう。
レッスンではどこをどう変えると
今より伸びやすくなるかを考えますが、
ただ先ほどの項目の中には
その生徒さんの都合で変えることが出来ない方もいます。
例えば日々忙しくて練習時間があまり取れないという方がいた時に、
「いや、時間を作るべきだ」
と考えるのか
「時間を作らずに上手くいく方法はないのか」
と考えるのか。
これもトレーナーによって考え方や正解は違ってくるでしょう。
相手が本当に忙しいのか、
甘えで言っているのかにもよって変わってくるでしょうが、
私の場合だと時間をあまり使わなくても上手くいく方法を考えたり、
むしろ自分から「練習したい!」と思えるように仕向けていきます。
「好きこそものの上手なれ」の考え方です。
それが一番お互いに無理がないんですよね。
いずれにしてもこちらは与えられた状況の中で
出来ることをしていくしかありません。
100%上手くいく、というのは難しいので気負い過ぎず、
あなたなりの「極上のレッスン」を目指していってみてください。
参考にしてみてくださいね。
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