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【質問】
発声について質問がありメールいたしました。
寝違えたりして、首の筋肉に痛みなどの異常がある時などは、
発声にも影響がでますでしょうか?
先日のレッスン時、実は首を寝違えて痛みがある状態で、
発声も少し調子悪いかな??と感じました。
(実際先生からも、力んでいるとのご指摘いただきました)
【回答】
はい、寝違えは発声に少なからず影響を与えます。
寝違えというのは首周辺の筋肉が痛んだり炎症している状態で、
その首周辺の筋肉という中には当然発声に使う喉頭筋なども含まれています。
ですので寝違えた日は大体皆さん歌が歌いにくくなったり声が出にくくなる事が多いです。
ライブの当日に寝違えてしまうと大変な事になる可能性もあるので、
歌手やボイスユーザーは風邪だけでなく寝違えもきちんと予防しなくてはいけません。
寝違えはそもそも寝ている最中の首の位置異常による筋肉の損傷です。
寝違えを防ぐためには首が変な位置に動かないように少し固定して寝るといいんですよね。
私がよく生徒さんにおススメするのは首に長めのバスタオルなどを巻いて寝ることです。
きつく巻く必要はなく軽く巻く程度でいいのですが、
それでほぼ寝違えなくなると思います。
首を温める保温効果というだけなら
ネックウォーマーでも悪くはないのですが、
首の位置固定となるともう少し質量があるものの方が良いので
バスタオルなどの方が確実に寝違え防止できると考えています。
ただネックウォーマーにしてもタオルにしても
自分の肌に合わないと今度は寝づらくなって睡眠効率が落ちてしまうので、
自分が心地良く寝られる素材のものを探してみるといいでしょう。
もしも実際に寝違えてしまった時はどうすればいいかというと、
私も資格を所持している柔道整復師などの医療従事者は
急性の炎症に対しては冷却治療をすることが多く、
冷やして痛みを緩和するような湿布を張ったりすることが多いです。
首の捻挫や炎症については整骨院などでも施術してくれるでしょうし
捻挫、疼痛などには保険も利くのでそんなに費用も掛かりません。
今や整骨院はどこの町中にもあるので
どこか良さそうな場所があれば足を運んでみてはいかがでしょうか。
寝違えてしまって声が出にくい時には無理には出さない事です。
風邪などの他の状況でもそうですが、
調子が悪い時に無理のある発声を続けることは
結節やポリープなどの音声疾患に繋がることがあります。
私は寝違えなども同じだと考えているので、
過剰に気を遣う必要はありませんが
そういう時にはあまり無茶は控えておくのが良いでしょう。
参考にしてみてくださいね。
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