こんにちは、AKIRAです。
今回は「間を合わせる」について
僕が以前教えて頂いた話を一つ書いてみたいと思います。
人は誰かと一緒に演奏をする時、
お互いにタイミングなどを合わせようとしますよね。
これは僕らとってはごく自然なことですが、
これが人同士じゃなかったらどうなるでしょうか。
例えばコンピューター同士で音を鳴らしあう時、
テンポがずっと決まっている曲であれば
出だしのタイミングを合わせれば同期できますが、
クラシックのようなルバート(自由なテンポ)の曲の場合、
手作業なしでピッタリ合わせるのは非常に難しくなります。
2つのコンピューターで
開始のタイミングを合わせて一緒に演奏を始めても
テンポの動きや間の時間を両方同じように設定していない場合、
もう片方のコンピューターの音を判定してから音を出すことになるため
必ず誤差が生まれてしまうのです。
多重録音をしたりする方は
人同士のリアルタイムの演奏は間を読みやすいけど、
録音した音源にタイミングを合わせるのがとても難しかった。
という経験はありませんか?
相手のタイミングの「間」を予測したりできるのは
リアルタイムの人間同士だとごく当たり前なんですが、
実はものすごい特殊なことなんです。
こういった「相手の間を読む」「空気を読む」
という特殊なことが、
私達のどういう力で可能になっているのか?
そこを考えていくと、
人の体、精神、魂など
まだまだ解明されていない部分の重要性を知ると同時に
とても興味が沸いてきます。
科学が発展してくると
目に見えるもの、証明されているものが全てであり
それ以外に目を向けないという方もいますが、
僕は音楽歴や指導の経験、実績が増えれば増えるほど
そういった「目に見えない部分」の重要性を痛感します。
結局現在科学で解明されていることも
ほんの一部分にしか過ぎないのだと思いますし、
そこだけを頼ってしまって
「近道のようで結果的に遠回りになってしまうケース」
というのもよく見かけます。
だからと言ってただの精神論だけでも上手くいかないのですけどね^^;
声は芸術を創る大切な道具です。
声は世界を創造します。
狭い視野に偏ることなく、
広い面から深く見つめていきたいですね(o^-‘)b
********************************
質の高いボイトレをするなら東京のIPC VOICE STUDIOへ♪
AKIRAと詩菜共著の最新のボイトレ書籍は全国の書店にて好評発売中☆
********************************
3オクターブは当たり前! 喉に優しい魅惑のハイトーンボイス養成メソッド
¥1,620
Amazon.co.jp
東京中野区のボイストレーニングスクール
IPC VOICE STUDIO◆都内で対面レッスンの他、全国でオンラインレッスンが受講可能です。
レッスンや各種お問い合わせはこちら
◆当スクールHPです。
IPC VOICE STUDIOオフィシャルHP
この記事へのコメントはありません。