こんにちは、ボイストレーナーAKIRAです。
一度風邪をひいて声帯が炎症してしまうと
体の調子が戻ったとしても
喉の調子はなかなか完全には戻りません。
これは他の体の部位に比べて
声帯や気管へ栄養や酸素を供給する血管が細いため、
どうしても風邪の治癒が遅くなりやすいからです。
では風邪をひいてしまったとして、
どのタイミングでボイストレーニングの練習を
再開するといいでしょうか?
これは良く普段から質問されることが多いのですが、
まだこちらには書いたことなかったですね(;^_^A
一概に決めるのは難しく
状況によってケースバイケースなんですが、
1つ書いていくと、
「炎症があっても必ずしも練習は不可能ではない」
ということです。
声帯炎を起こす原因は単に風邪だけではありません。
例えば花粉症やアレルギーで声帯が腫れてしまう方もいます。
じゃあ彼らはその時期は全くボイトレも歌の練習もしてはいけないのか?
声を出すこともできないのか?
というとそんなこともないと思います。
ですので少しでも炎症を起こしていると
絶対ダメだ、危険だ!というわけではなく、
注意の必要はありますが
様子を見ながら練習を行うことは可能です。
ただし炎症の度合いによって
トレーニングの危険度も変わってくるはずなので、
風邪の場合もある程度声が出やすくなるまでは休んで
その後トレーニングを再開するのが適切だと思います。
ちなみに僕が提唱しているメソッドは
小さい声でもトレーニングを行えるのが特徴なのですが、
声量を小さめにすればするほど
発声時の声帯への負担はごく小さいものとなるため、
声の悪化や音声障害などのリスクはかなり少なくなります。
また、喉頭や声帯の血行促進するような
メニューを中心に行うことで、
声帯炎の回復を早めることも期待できます。
喉の調子が不完全な時には
・声量を落とす
・無理に高音を出さない
更に付け加えるなら
・こまめに休憩を取る
・こまめに水分を補給する
・声帯の痛みや違和感を感じるようなら練習を中止する
この辺に注意するといいでしょう。
もちろん大事を取って完全回復するまで
安静にするのも良い選択だと思います。
いずれにしても無茶をしないのが大前提ですが、
まぁこういう考え方もあるよ、ということで
一つ参考にしてみてください(‘-^*)/
3オクターブは当たり前! 喉に優しい魅惑のハイトーンボイス養成メソッド
¥1,620
Amazon.co.jp
東京中野区のボイストレーニングスクール
IPC VOICE STUDIO◆都内で対面レッスンの他、全国でオンラインレッスンが受講可能です。
レッスンや各種お問い合わせはこちら
◆当スクールHPです。
IPC VOICE STUDIOオフィシャルHP
この記事へのコメントはありません。