今回は以前生徒と話していた内容の話です。
つい最近も違う生徒と話に出てきたので書いてみようと思います。
その生徒はとあるプロダクションに所属している職業歌手なんですが、
いつも色々な方にアドバイスを頂くんですが
その内容が人によって全然違うので混乱してしまう、、、
と言う悩みを持っていました。
こういう悩みを持っている人は実は結構多かったりします。
歌の印象というのは見る人によって180度変わります。
「カッコいい歌だ」と言う人もいれば
同じ歌を聞いて「ダサい歌だ」と言う人もいます。
「心が全然こもってない」と言う人もいれば
同じ歌を聞いて「本当に心に訴えかけてくる!」と言う人もいます。
「高い声の方が似合ってる」と言う人もいれば
同じ歌を聞いて「あなたはもっと低い声の方が良い」と言う人もいます。
歌と言うのは絶対的な一つの正解があるわけではないので、
人それぞれ評価が本当にバラバラなんです。
そしてアドバイスをしてくる人というのは
自分がその歌に対して持った印象を元に考えるわけですので、
聴いた印象が180度違うとアドバイスの内容も180度変わります。
ある人には○○しろ、と言われある人には○○するなと言われ・・・。
こうなると普通混乱してしまいますよね(;^_^A
こういう時どうすればいいでしょう?
いくつか解決する方法はあります。
まず一つは、
アドバイスを受ける上で自分が絶対的に信頼の置ける人がいるなら
その人(達)の評価以外は話半分に聞くようにする。
そしてもう一つの方法としては、
自分が歌をどう歌いたいのかと言うイメージがはっきりあるなら
それに沿うアドバイスを出来るだけ取り入れ、
それに沿わないアドバイスは流してしまうというやり方です。
もちろんプロダクションに所属していたり自分の歌が商品となる場合は
自分の意見だけで、とはいかない場合もありますが
頂く全ての意見を反映させようとすると無茶苦茶になってしまう事もあるので
どれかをチョイスしてどれかを捨てていかなければいけなくなってきます。
その「取り入れるアドバイス」と「流すアドバイス」の分別を上手くしていく事も
自分の歌を良くしていく上ではとても大切だったりします。
これは単純に歌のアドバイスと言う事だけではなく、
発声に対して、そして選曲に対してのアドバイスなどなど
様々な事に対して同じように考える事が出来ると思います。
一番良くないのは歌う人が混乱してしまっている事です。
あまり悩むと歌にもそれが出てしまったりしまう事もあるので、
自分の歌の向かう方向性や軸になる部分というのを
しっかりと持てるようにしておくといいと思います(o^-‘)b
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