こんにちは、ボイストレーナーのAKIRAです。声帯結節や声帯ポリープという音声疾患をご存じでしょうか。どちらも声帯に出来る隆起物なのですが、これがあると声が出しづらくなり発声に支障が出ます。声帯結節や声帯ポリープのリハビリに当スタジオを選んでくれる方も結構いらっしゃるので、その辺りについて今日は書いていこうと思います。
声帯結節と声帯ポリープの違い
まず声帯結節と声帯ポリープとは何なのかということを書いていきます。この二つは混同してしまっている方も多いようですので、何が違うのかも見ていきましょう。
- 声帯結節・・・左右にある声帯粘膜表面にできるペンだこのようなもの。この突起物があると声帯が上手く閉じず声が掠れたり突起が固いと声が割れたりなどが起こる。罹患率は男性よりも女性が非常に多い。
- 声帯ポリープ・・・声帯粘膜表面に出来る血豆が残存したもの。血豆が左右の声帯が触れ合う場所になる場合、声帯は上手く閉じず声が掠れたり雑音の混ざったような声になる。罹患率の優位な性差はあまりないと言われている。
このように声帯結節と声帯ポリープは似ているように見えますが、声帯表面に出来ているもの自体が違います。
声帯結節と声帯ポリープになる原因
声帯結節と声帯ポリープとは何なのか、何が違うのかを理解した所で、ではそれらは何が原因で作られてしまうのかを書いていきます。
- 声帯結節・・・声の出し過ぎ、負荷のかかる発声を続けていると少しずつ声帯表面に結節が出来てくる。少しずつ作られるのでいつできたか把握するのが難しい。
- 声帯ポリープ・・・強い負荷のかかる発声をした時に声帯で皮下出血が起こるとそれが血豆になりポリープとなる。出欠から5分以内に完成。
私も20年以上の指導歴の中で何人も声帯結節と声帯ポリープの患者さんをレッスンしてきましたが、どちらかというと声帯ポリープの方がより声帯にダメージのある発声をしているように見えます。また、音声言語医学会での医師の発表を聞いていても同じような印象です。
声帯結節と声帯ポリープになった後の治療法
声帯結節や声帯ポリープになった場合の治療法は、主に安静療法と手術療法に分かれます。結節は出来立てのものは安静療法でも消えやすいですが、ポリープは出来立てでも安静療法ではなかなか消えないので手術になることが多いです。
- 安静療法・・・声の出し過ぎ、負荷のかかる発声を続けていると少しずつ声帯表面に結節が出来てくる。
- 手術療法・・・強い負荷のかかる発声をした時に声帯で皮下出血が起こるとそれが血豆になりポリープとなる。
手術療法のリスク
声帯結節や声帯ポリープで治すための効果的な手法として手術療法がありますが、リスクが存在しています。
- 手術は日帰りだが術後約2週間は沈黙、その後徐々に声は出せるが通常と同じように声を出せるようになるまで術後1か月半~2か月近くかかる。仕事で声を使う場合は仕事を休まなければならないがそれが難しい方も多い。
- 手術をしても発声や環境が変わらないとまた再発するリスクがある。
このようなリスクを抱えることになるので、これらを踏まえて自分がどんな治療をするかを考える必要がありますね。
治療後のボイトレにはリハビリと再発防止の効果が高い
声帯結節や声帯ポリープの治療後の再発防止としてボイトレの効果は高いと思います。ボイトレで結節自体を物理的に消すことは不可能ですが、負荷の少ない発声法を習得すれば声帯表面の負荷を減らすことが出来ます。また、私が行うような喉の血流増加を促すボイトレは声帯表面の回復が早まるので、喉のケアと一緒に行うことでより再発防止などの効果は高まるでしょう。ただし、ボイトレには喉の安全面に配慮したものや喉の回復促進をするものもあれば逆に大きく負荷をかけるものもあるので、そちらを選ばないように注意は必要です。
まとめ
声帯結節や声帯ポリープは出来た後の治療や対処に苦労する場合もありますので、可能なら極力作らないように出来るといいですよね。喉のケア方法を学んだり、また治療後の再発防止としてより声帯の負荷を減らせるボイトレをするのも一つの手だと思います。健康な喉を作って歌や音声表現を楽しんでいきましょう!
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