こんにちは、ボイストレーナーのAKIRAです。甲状腺に腫瘍が出来た際に病院で切除をすると、そこから声が出しにくくなることがあります。理由は腫瘍切除の際に、一緒に甲状腺付近に入り組んでいる声帯の運動神経(反回神経)を傷つけてしまったり切ってしまうことがあるからです。今回はそんな方にボイトレが有効というお話です。
手術後の声の変化
手術後に声が出にくくなるのは、ボイストレーニングで改善できることがたくさんあります。声が出にくくなる症状は人によってさまざまですが、大きく分けて以下のような状態になることが多いです。
- 声がかすれる、ガラガラ声になる 声帯が閉じないことで、息が漏れて声がかすれたり、また声帯の左右の力に差が生まれて振動が不安定になりガラガラ声になったりします。
- 高い声が出しにくい、声の音域が狭くなる 声帯を伸ばす筋肉の動きが悪くなると、高い声が出しにくくなります。
- 声量が小さくなる 声帯がうまく閉じず、息の抵抗が弱くなるため、大きな声が出せなくなります。
これらによって人と話しにくくなったりコミュニケーションが取りにくくなることがあります。また歌が好きな方であれば音域が縮まってしまい歌えなくなってしまう曲も出てきます。
有効なボイストレーニングのポイント
これらの症状を改善するために、私が重点的に指導しているボイストレーニングの概要をご紹介します。声帯を少しでも動きやすくしたり閉じやすく鍛えていくことで、声の響きや明瞭さ、また音域などを改善できます。そして発声時の疲労も減らせるでしょう。
声帯周辺の筋肉をリラックスさせる
ボイトレの手法はボイストレーナーによって違いますが、私のボイストレーニングでは喉や周辺の筋肉のリラックスを重視しています。それによってほぼ全ての方の発声のパフォーマンスが向上するからです。また喉の回復力も高まります。特に甲状腺腫瘍などの手術によって首や喉周りの筋肉が緊張し発声に悪影響を与えることがありますので、様々な手法を用いて筋肉の緊張をほぐしていきます。それにより発声時の声帯への負担を減らし、声をよくすることができるでしょう。
声帯や周辺の筋肉を鍛える
筋肉が柔軟になることは声帯の負担や音声疾患のリスクを減らします。この状態を作りつつ、さらに同時に声帯の筋肉を鍛えて発声しやすくしていきます。特に声帯閉鎖や声帯伸展、短縮の動きが悪くなると声量や音域に影響するので、それらの筋肉を動かすアプローチを繰り返して筋肉を動かしやすくします。筋力が鍛えられてくるにつれて声量や音域、スタミナアップを実感できるでしょう。
まとめ
甲状腺腫瘍の手術後のリハビリとして私が直接ボイトレを行った例は現在までに約20件ほどですが、どれも効果が出ています。ですのでボイストレーニングはおススメのリハビリと言えるでしょう。効果の出方はどんなボイトレを行うかによりますので注意は必要ですが、もしご自身の状態がわからなかったり、一度声を見て欲しいという場合はぜひご相談ください。あなたの声を取り戻すお手伝いをさせていただければと思います。
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