こんにちは、ボイストレーナーのAKIRAです。
さて、今回は発音(構音)についてのお話をしたいと思います。
滑舌に悩んでいる方の中には、
「い」 「き」 「し」 「ち」 など
特定の「い音」が上手く言えない・・・という方がいます。
これを専門用語では「側音化構音」と呼びます。
これはその特定の「い音」などを発音しようとした時に
舌が左右のどちらかに動いてしまったり、
または口蓋(上の歯茎)にくっついてしまって
発音が不自然になる症状です。
(「え音」や「や行」が不自然になる方もいるようです)
昔は直し方が手探りだったのですが、
近年構音の指導法が発達してきたこともあり、
多くの方にとって治せるものとなりました。
その症状の簡単な改善法を一つ紹介しますね。
これは僕は昔に発音に詳しいトレーナーの方に教えて頂いた方法の一つですが、
同じようなやり方を思いついて直した方もいるみたいです。
難しいものではありませんので
もしお悩みの方がいたらここで是非克服してみてください。
1、苦手な行の「う音」を発音する。
(例えば「き」が苦手であれば「く」を発音します。)
2、「う音」に付け足すように小さな「ぃ」を入れます。
(例えば「き」が苦手であれば「くぃ」と発音しましょう。)
3、小さな「ぃ」を付け足した段階で上手く発音できているようであれば、その舌の位置を覚えて今度はその行の「い」の音を発音します。
(例えば「き」が苦手であればそのまま「き」の発音をします)
「き」を上手く発音できるようにしたいと仮定すると、
もし「くぃ」の終わりの舌の位置のまま「き」を発音できれば
正しい「き」の音が発音できます。
発音がまだ不自然になってしまうようなら
ほとんどの場合は舌の位置が別の場所に動いてしまっています。
3 が上手くいかない場合は 2 に戻って何度も確認をしてみましょう。
発音時の舌の位置は生まれついてのクセになっている場合が多いので、
自分の舌の動きを何度も確認しながら繰り返して矯正することが大切です。
特定の「い音」が上手く発音できないせいで
コンプレックスになっている方もいると思います。
そういう方々のお役に立てれば嬉しいです。
この発音の矯正は、
言わば日本人が英語の発音の練習をするようなものです。
「日本人が英語の発音をするのは不可能だ」
なんて考える方はあまりいないですよね。
新しい言語の発音の練習をする感覚で、
コツを掴めれば直せるものなんだと気軽に考えてみましょう(o^-‘)b
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