前回からまた続きます。
歌を通してどういう表現がしたいのか、
どういう意図を持つのかを考えてみようという話をしました。
そして、音楽のあらゆる部分に対して言えることですが
表現のバランスを見極めるのにも非常に大事になってくるのは
やはり「よく聴くこと」なんです。
どれだけ歌のイメージを固めていても、
自分の出した音がどういうものなのか、
これがしっかり聴き取れていないと
自分の表現が良いものなのか悪いものなのか、
その判断が出来ないのです。
自分の表現は自分が狙ったようになっているのか?
これだと足りないのか?
それともやり過ぎなのか?
それらを計る目安は耳で聴くことで作られていきます。
この聴き取りは、
単純に音を聴くことに集中した時もですが、
歌を歌う上では「歌を歌いながらどれだけ自分の声が聴けるか」
という所が重要になります。
これがなかなか奥が深いんです。
僕はレッスンの中で発声や歌のテクニックを高めていきますが、
この「聴くこと」も何年もかけて鍛えていきます。
もちろんただ聴いているだけではなく、
その音の中にある「何を聴くのか」という所もとても大事です。
これと表現技術を一緒に磨いていく事で、飛躍的に歌が上手くなっていきます。
ただこれをするには「表現の種類」自体を知っていないといけないので、
それも平行して勉強していく必要があります。
体の力加減や感情移入だけを頼りに表現をしている方もいます。
それで上手く行っていれば何も問題はないんですが、
体や喉の力加減、感覚はなんとなくの目安にはなるんですが
その日の体調や精神状態によって誤差が出てしまうことも多く、
自分の狙ったようなものがちゃんと出ているのか、
という面でなかなか信頼性が持てない時もあります。
体の感覚と耳の両方での調整を行うことで
いつでも狙った表現をしていくことが出来るんです。
勉強というのはやり方次第で効果がかなり変わります。
せっかく練習や勉強をするなら効果は大きく出したいですよね。
しっかり聴いて、声に対する感覚をしっかり磨いていきましょう(‘-^*)/
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