こんにちは、ボイストレーナーAKIRAです。
生徒さんからご質問を頂いたので答えていきますね。
A. ご質問ありがとうございます。
まず一つ、ずっとボイストレーナーとして指導し続けてみて、
またプロの現場を見ていて言えることは、
優れた歌を歌うために絶対音感は必要ないということです。
逆に相対音感が弱い絶対音感所持者は
絶対音感が音楽活動の邪魔になることもありますので、
僕は「あったら便利」ぐらいのものだと思っています。
ですのでそこについては
あまりコンプレックスを感じる必要はないのですが、
今回音感の鍛え方についていくつかアドバイスしていきますね。
そもそも「音感」とは何でしょうか。
僕は「音の記憶」と考えています。
絶対音感は絶対的な音の高さを記憶しているということ。
相対音感は音と音の幅を記憶しているということ。
大ざっぱに書くとこんな風に表せるのではと思っています。
音感を高めていくためには、
基本的には「曲を覚える」という作業が効果的です。
ただし歌のメロディ、リズム、歌詞だけでなく、
伴奏の一つ一つの楽器の音や動き、
細部まで全てをしっかり頭の中に記憶できるといいですね。
そしてもう一つ。
記憶力とも重なるのですが、
音楽家に必要だと思う能力に
「頭の中で豊かな音楽を再現できる」
というものがあります。
僕が知っているプロの方々はほぼ全員その能力が優れています。
このイメージ力、創造力があるからこそ
素晴らしい音楽を作り、体現できるのだと思います。
ですので、
頭の中で音楽を想像する時間、妄想する時間を
たくさん作ってみるといいでしょう。
家事をしている時、街を歩いている時、
電車に乗っている時などなど。
そしてその時想像する音楽の和音数はできるだけ多く、
歌声やそれぞれの楽器の音色を繊細に作れるといいですね。
記憶することと再現すること。
この2つのクオリティを高めることが
シンプルですが僕は何より大切だと思っています。
音感を鍛える具体的な方法は世の中にたくさんありますが、
全てここから派生しているように見えます。
参考になれば幸いです(o^-‘)b
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