こんにちは、AKIRAです。
よく生徒に話すことが多いので、
声帯炎が起こる原因などについて書いておきますね。
僕らの楽器は普段見えない体内にありますが、
代わりのきかない大切な自分だけの楽器です。
少しずつでも特徴を知っていきましょう(^_^)v
原因その1 声帯への強い刺激
声帯自身は柔らかい2枚のヒダなのですが、
内部の筋肉を緊張させて硬くしたりすることが出来ます。
発声の悪さ、睡眠不足、慢性的な肩や首のコリなどから来る
喉や声帯の緊張が声帯同士の触れ合う刺激を強くしてしまい
炎症が起こりやすくなったりします。
原因その2 連続的な発声
声帯は通常でも1秒間に数百回の振動をしますが、
音が高くなればなるほど1秒間の振動回数は増えます。
かなりのハイトーンになると1秒間に千回の振動を超えることもあります。
振動回数が増えるということは
単純に声帯が触れ合う回数が増えるので、
発声が良くても高音を出せば出すほど、
また連続して出せば出すほど
摩擦の蓄積による炎症は起こりやすくなります。
原因その3 風邪などの疾患
風邪をひくと扁桃腺や気管が炎症を起こすように、
ウイルスが浸入すれば防御作用として声帯も炎症を起こします。
この時の炎症は、声を出す出さないに関わらず起こります。
「発声が良ければ声帯炎にはならない」
と考えている方もたまにいらっしゃるんですが、
この場合においては当てはまりません。
原因その4 声帯の乾燥
声を出している時は声帯はいつも高速で擦れ合っています。
一つイメージしてみて欲しいのですが、
例えば乾布摩擦をすると擦った場所はすぐ赤くなりますよね。
乾いているもの同士が擦れると摩擦の刺激は強くなるのです。
それに対して、もし体にオイルを塗っていたらどうでしょう?
滑りが良い所では摩擦が弱くなるので、
刺激が弱まるのが想像出来るのではないかと思います。
このように、声帯は乾燥してしまうと
声帯にかかる刺激が強くなり炎症を起こしやすくなります。
ですので乾燥も注意しなくてはいけません。
また、声帯の振動はベルヌーイの定理という法則に基づいていて、
完全に乾燥した状態では声帯は振動自体が出来なくなり
声を出すことが不可能になってしまうのです。
声帯の乾燥によるマイナスは一つじゃないんですよね。
歌を歌っている方や声を普段からたくさん使う方は
この4つを覚えておくといいと思います(o^-‘)b
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