今回もまた2つ質問を載せていきます。
最近自分の歌を録音していますが、自分の声に違和感があります。なぜ自分で出している声と録音した声は違うんでしょうか?
回答:
自分が声を発した時というのは、
自分の口から出てくる音(気導音)と、
自分の体の骨に響いている音(骨導音)の両方を聞いています。
対して声を録音する時は口から出た音(気導音)だけを記録しています。
ですので声の質感は違って聞こえるのです。
ちなみに「他の人が聞いている自分の声」は同じく気導音だけなので、
自分の声が他の人にどう聞こえているのかというのは
録音した自分の声を目安に考えていくといいと思いますよ(o^-‘)b
次はトレーナーさんから頂いた質問です。
うちの生徒で発声、音感、リズム感、発音、あらゆる所に難がある方がいるんですが、どこから手をつけるべきだと思いますか?
回答:
問題点が一つ二つならいいですが、たくさんあると迷いますよね。
音感やリズム感が弱い場合というのは
音やリズムに対する記憶力が弱い場合が多く、
そして僕の経験上音楽的な記憶が苦手な人というのは
レッスンで音程やリズムを細かく指導して一時的に直したり
声を伸ばしたりしても少しするとまた元に戻りやすいという傾向があります。
ですのでその度合いがどのくらいなのか、
それからその生徒さんの目標が何なのかによって僕はいつも方針を考えます。
もしその記憶力自体を大きく改善しなければならない理由があれば、
歌いながら「たくさんの曲を覚えていく」という作業を優先します。
これをやればやるほど記憶力はどんどんついてきて、
声や音程、リズムを忘れにくくなったり
歌の中での細かい注意にも対応しやすくなってきます。
ただし記憶が苦手な人にどんどん覚えさせると言う事で
本人の努力もやはりある程度必要になってくるので、
その生徒さんがどのぐらいの年齢の方なのか、
どれだけ歌に対して取り組む気持ちが強いのか、など
そういう色々な部分を考えたり話し合いながら実際にどうするかは決めますね。
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