ボイトレ

毎日声を出す頻度とボイトレ効果の相関性

こんにちは、ボイストレーナーのAKIRAです。

今日はボイトレの効果についての話です。このブログを読んでくださっている多くの方は「もっとボイトレの効果を高めたい!」と思っていらっしゃるのではないでしょうか。そんな皆さんの疑問に答える、ボイストレーニングの効果に大きく影響する意外な要素についてお伝えしたいと思います。

結論から言うと、ボイトレの効果が出やすいか出にくいかを左右する要因の一つに「普段の生活や仕事の中でどのくらい声を出しているか」があります。

レッスン・練習頻度だけじゃない!日常の声出しの重要性

ボイストレーニングは、レッスンや自主練習の頻度が高いほど効果が出やすいというのがまず基本としてあります。この頻度は非常に重要ですが、それだけではなくレッスンや自主練習以外の日常生活の中で、どれだけ「声を出しているか」があなたの声の成長を大きく左右するのです。

私たちの声を生み出す「発声」は実は非常に繊細な筋肉運動です。声帯をはじめとする喉周りの筋肉、呼吸を司る横隔膜、そして口や顔の筋肉など、たくさんの筋肉が複雑に連携して声が作られています。

もし腕の筋肉を鍛えたいのにジムのトレーニング以外で全く腕を使わないとしたらどうなるでしょうか。当然筋肉はなかなか育ちませんよね。それと同じように発声に関わる筋肉も使用頻度が低いと、それに伴い筋力や筋肉のコントロール力が低下しやすくなってしまうのです。

「声の筋力」を意識する

ボイストレーニングで習得した発声も、普段から声を使わない生活を送っているとこれらの筋肉が十分に活動しないため、せっかく鍛えた筋力や感覚が衰えやすくなります。ボイトレで習った声の出し方も、日常でほとんど話さなかったりするとその筋肉や感覚がすぐに眠ってしまいます。

逆に普段から積極的に声を出している人は、知らず知らずのうちに発声に必要な筋肉を日常的に使っています。もちろん無意識のうちに間違った発声をしてしまうリスクもありますが、少なくとも発声に関わる筋肉は活動状態にあるため、ボイストレーニングで新しい技術を学んだ際にすぐに実践して定着させやすい傾向にあるのです。普段からウォーキングをしている既に基礎的な筋肉が備わっている人が、より専門的なランニングフォームを習った時に応用技術の習得がスムーズに進むのと同じ理屈です。

声の出しすぎには注意、出さなすぎも注意

ただし、普段からたくさん声を出している方は、逆に声帯への負荷や疲労に注意が必要です。無理な発声や長時間にわたる声の酷使は声帯にダメージを与えかねません。その場合は適度な休憩を挟むことが大切です。声枯れや喉の痛みを感じたら無理せず声帯を休ませてあげましょう。

一方で普段、仕事でも家でもほとんど声を出していないという方は、筋力低下に注意が必要です。日常で声を使わないことで発声に必要な筋肉が弱くなり、声が出しにくくなったり声量が落ちたりすることがあります。

日常生活に「声出し」を取り入れるヒント

では、普段あまり声を出さないという方はどうすれば良いかというと、 ヒントとして例えば以下のような簡単なことを日常に取り入れてみるのはいいかもしれません。

  • 独り言を話してみる:家で一人でいる時も、心の中で考えるだけでなく口に出して話してみましょう。
  • 電話で意識的にハキハキと話す:仕事やプライベートの電話も声を使うので発声に良い影響が出ます。
  • 歌を口ずさんでみる:家などで好きな歌を小声で良いので歌ってみるのも効果的です。
  • 朗読をしてみる:本やネット記事を声に出して読んでみるのも発声練習になります。

これらはほんの一例ですが、日常生活の中で少し意識するだけで声を使う機会を増やすことができます。小さな積み重ねがやがて大きな変化をもたらしてくれるでしょう。

ボイストレーニングはレッスンや練習の時間だけでなく日々の声の使い方と密接に関わっています。様々なものを利用してあなたの声の可能性を最大限に引き出していきましょう!

 

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