こんにちは、ボイストレーナーのAKIRAです。
ここ10年くらいで採点制のカラオケ番組がどんどん流行ってきていますよね。点数というのはゲーム性があり明確でわかりやすいのでこれはこれでとても楽しいものですが、カラオケの点数と人が感動する歌は必ずしも一致はしないものです。そこで近年よく生徒さんからどのように歌うと人を感動させられるのか、と質問を頂くのでその辺をいくつかお伝えしたいと思います。
カラオケの点数だけでは測れない「感動」の正体
カラオケの採点システムは主に「音程」「リズム」「抑揚」「ビブラート」「ロングトーン」などの要素を機械的に評価します。これらは歌唱力の一つの指標としては非常に有効ですが、人が感動する歌に必要な要素はこれだけではありません。採点システムで評価しきれない部分にも、聴き手の心を揺さぶる鍵はいくつも隠れているのです。
感動させる歌には一体どのような要素が必要でしょうか。
前提:ジャンルによって歌の正解は違う
前提として頭に入れておいて頂きたいのは、歌はジャンル、スタイルの数だけ正解があるので必ずしも全ての歌に以下のような要素が必要はわけではありません。ここでお伝えするものも絶対的なものではなく、あくまで一つのポップスのスタイルの形として参考にしてもらえればと思います。
歌詞の言い方を工夫する
カラオケでただ歌詞をなぞるように歌うだけでは、なかなか聴き手の心には届きません。
例えば、バラードで失恋の歌であれば「なぜこの別れを選んだのか?」「この言葉を言った時の主人公の気持ちは?」「相手はどんな表情をしていたのか?」こんなことを想像して歌詞の言い方を考えてみてください。
また、アップテンポで元気な曲であれば「元気な歌詞の言い方や雰囲気をどうやって作ろうか」「元気な声ってどんな声だろう」このように考えて自分の歌い方を決めていきましょう。
歌詞の世界観を深く理解し感情を込めることで、あなたの歌声は単なる音の羅列ではなく一つの物語として聴き手に伝わります。
曲の世界観に合う声質を選ぶ
いつも同じ声で全ての曲を歌おうとするのではなく、曲のジャンルや雰囲気に合わせて声質を使い分けることも大切です。例えば簡単にざっくり分けるとしたら、
- 明るいポップス:軽やかで明るい声色で歌う。
- しっとりとしたバラード:柔らかく、少し切ない声色で歌う。
- ロック:力強く、少し荒い声色で歌う。
こんな感じで変えていくと曲によりマッチした声で歌えるので、歌の感動や説得力がぐっと増しやすくなります。
強弱(ダイナミクス)と息遣いの表現
人が感動する歌には、細かい強弱のメリハリや息遣いによる表現が欠かせません。大雑把には
- Aメロはささやくように、サビは声を張り上げて力強く歌う
という歌い方が一般的ですが、もっと細かく見ていけば
- 1フレーズの中にも強弱を入れて動きを付けて歌う
このような繊細な動きが多くのプロレベルの歌手には見られます。
これらの技術は歌に立体感と感情の起伏を与えます。細かい動きがあればあるほど歌の表情は豊かになるので、ただ声を出すだけでなくどのように動きを作るかを意識していくことで、あなたの歌は格段に表現豊かになるでしょう。
カラオケの採点機能を楽しみつつ、人に向けて感動させたい方は今回ご紹介したポイントを意識して練習してみてください。あなたの歌声はきっとたくさんの人の心に深く響くようになるはずです。
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