歌手の職業病

続・肋骨の疲労骨折について。

前回の続きです。

前回「息を吐く時に力を入れ過ぎると肋骨骨折を引き起こす可能性がある」

と書いたんですが、

「じゃあ息を強く吐くのはダメなの?」

と言うと、実は強く息を吐くだけなら特に問題もなかったりします。

なぜかと言うとスポーツをやっている人は

強い運動中はたくさんの酸素が必要になるため

強く(速く)息を吐いたり吸ったりを繰り返していますよね。

でもそれで肋骨を折るとは聞きません。

僕らが普段行っている呼吸では肺の中の空気は、

息を吐いた時も常にある程度の量が残っている状態にあります。

この「ある程度の量が残っている状態」で息を強く吐いても

肋骨には負担はそれほどかからないのですが、

「肺の中の息をゼロまで全て出し切ろうとする時」に

肺の周りの筋肉でぎゅっと胸を強く絞るような形になるので

(肺の下にある横隔膜だけでは肺の息は全部は押し出せませんから)

特に肋骨に負担がかかるのだと思います。

ですのでそういう呼吸法にはちょっと注意した方がいいかもしれません。

これはご自身で一度試してみると実感出来ますよ。

ちなみに同じような肋骨の骨折は長期の喘息による咳でも起こります。

肋骨の骨折は声帯を見る耳鼻咽喉科の範囲ではなく、

病院であれば呼吸器科や整形外科、または整骨院などで治療が出来ます。

通常の疲労骨折であれば手術もせず数週間で治ります。

呼吸の時、深呼吸の時に胸が強く痛む人は疑ってみてもいいかもしれません。

今まで長くなってしまいましたが疾患に関しては次の記事で最後になります。

では(^_^)v

3オクターブは当たり前! 喉に優しい魅惑のハイトーンボイス養成メソッド

¥1,620
Amazon.co.jp

初心者から第一線で活躍する上級者まで
東京中野区のボイストレーニングスクール
IPC VOICE STUDIO
◆都内で対面レッスンの他、全国でオンラインレッスンが受講可能です。
レッスンや各種お問い合わせはこちら
◆当スクールHPです。
IPC VOICE STUDIOオフィシャルHP


メルマガだけの最新情報も。あなたの質問や悩みにも答えます。

↓【ボイストレーナーAKIRA公式メルマガ】の登録はこちらから

必須 メールアドレス


【半角英数字】

肋骨の疲労骨折について。前のページ

歌手の職業病のまとめ。次のページ

関連記事

  1. 歌手の職業病

    肋骨の疲労骨折について。

    歌手、そして吹奏楽器奏者などは肋骨の骨折もまれに起こります。なぜ起こる…

  2. 歌手の職業病

    続・声帯炎について。

    前回の声帯炎についての続きです。単純な声帯炎自体は声を使う人にとっては…

  3. 歌手の職業病

    続続・声帯ポリープ、結節について。

    今回もポリープと結節についてです。本当は一つ一つもうちょっと手短かに書…

  4. 歌手の職業病

    「歌手の職業病」

    今回は病気と言うかスポーツで言うケガの話です。 歌手にはいくつか職業病…

  5. 歌手の職業病

    声帯ポリープ、結節について。

    ポリープや結節の多くは慢性の声帯炎から続発します。前に声帯炎には急性と…

  6. 歌手の職業病

    続続・声帯炎について。

    今回は声帯ポリープや結節について書こうと思ってたんですが、前回大事な事…

最近の記事
人気記事
  1. 呼吸

    超簡単な腹式呼吸のやり方。誰でも出来てボイトレに役立つ!
  2. メンタル

    短絡的に物事を判断しない。
  3. 喉に良いこと

    喉、声の調子が悪い。そんな人が知るべき声の病気とクリニック
  4. ボイトレのヒント

    【完全保存版】発声の仕組みをマスターして、更に魅力的な声になろう
  5. 喉に良いこと

    歌手や声優必見!風邪を極力予防し喉の調子を保つポイント。
PAGE TOP