レッスンでよく生徒に言っている事なんですが、
声が「ある音色に変化する」、「ある強弱に変化する」、
「ある太さに変化する」、「ある音程に変化する」時、
通常は喉はそれぞれある一つの決まった動きをします。
例えば毎回歌う度に歌が変わってしまうとしたら、
毎回決まった動きではなく違う動きになってしまっているんです。
逆に言うと、同じ動き、同じ形を毎回作れれば同じ音になるはずなんです。
歌が上手い人というのはコントロールがとても上手です。
狙った事をかなりの高い確率で行います。
狙った事を高確率で行えると言う事は、
毎回ほぼ同じ事が出来る、とも言えます。
つまり喉の状態に関する記憶力が良く、
また、それらの筋肉の操作が上手いのです。
そして、声や歌に関して言えるのは、
単純な筋肉の記憶だけではダメで
人は歌っている時、声を出している時は
耳で常にそれが良いのか悪いのかを聞き分けています。
だから極端な話ですが、耳が全く聞こえない状態では
細かい修正が出来ないので正確な音程は取れないし歌は思うように歌えません。
耳が働かない状態では、筋肉の運動の調整が細かく出来ないのです。
つまり常に歌いながら自分の歌を聴く事、
そして高い運動能力で喉や呼吸などを操作する事の両方が必要になります。
音程のコントロールなども含め、
声に関する変化は基本的には喉で行っています。
でも例えば喉でコントロールしているというのは分かっても
それを細かくどこでどのように行っているのか、
何をすると喉のどこがどう動いて、その時声はどのように変化するのか、
大抵の人は分からないと思います。
これを体で細かく記憶していけばしていくほど、
自分が今まで出来なかった事が
出来るようになる可能性がグンと高まると思って下さい。
次回に続きます(^_^)v
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